mirumom シムズ3

シムズ3での自作ポーズによるストーリー創作とプレイレビュー・ポーズ配布等

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61.選ぶべき道

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3  sims3  シムズ3ストーリー  アスモデウスの翼  
お久しぶりでございます!
ストーリーの続きを待っていて下さった方、あなたは神です
よくぞ見捨てず諦めずに・・・(;д;) 一年ですぜ?
そんな方のお声に応える為にも、そして自分自身のけじめの為にもmirumom戻りました!

最後にストーリーの更新をしたのが昨年の今日、でしたね・・・
思いの外長い事お休みしてしまいました(^^;)
自分的には「そんなまさか一年ふぁっ?!」なんですけどねー。ビックリだ!

長期休止の理由につきましては先日軽く書いたような身辺の諸々が理由の一つではありますが、
(家族の入院やあわや引っ越しか!?しかも都会にヤッホー♪  とかあったけどその件は落ち着きました^^)
えっと、正直な所、アスモデウスの現在手掛けているお話の箇所が私的にヒジョウーに気乗りしないという・・・・・
のが一番なのではというなんとも勝手な理由だった気がします。ほんとすみません。

という訳でですね、今回何と言いますか・・・絵面が・・・登場人物及び場面展開が・・・・・・・

あまり楽しくない感じ となっている気がします(作者談)
読んでそう感じた方、おそらく正解です。私も楽しくなかった(笑)
(あっ、でも頑張りましたよ!)
けどですね!ここを超えなくては面白い(作者的には書いたり撮影したり)箇所に入れない!
読者さんもきっと彼らやら彼女らのこの先が気になっていらっしゃるはず。そこに入れない!
なのでなのでまぁ・・・あまり面白くなくても我慢してやってください。


───という諸々の言い訳から更新再開させていただきます。前置き長くてほんとすみません。
今回はあとがき無しの予定なので先に書いときますが、今後は目標は月一更新です。目標は!あくまで目標は!
いやほら、月二かもしれないし?(嘘です)
実は今回手を付け始めて(文章別)四日でできました。
(この一年の間に「そろそろ手を付けようと~」などと私が宣わせて頂いた幾人かのお友達の方々、ほんとすみませんでしたw
 手、付けてませんでしたw)
つまり、全てはやる気。やる気を出すのに一年かかったよどんだけ気乗りしなかったんだコイツめっ!

↑こんな管理人でありブログですが、ストーリー共々今後もお付き合いくださいましたら嬉しいです(*^-^*)
では、61話をどうぞ。
楽しんでいただけたら幸いです♡





61







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私が家族以外の"他人"に対して特別な感情を持ったのは、思い出す限りニースが初めてだったと思う。
『憧れ・尊敬・恋心・愛情』。
苦しいほどに恋しくて愛おしくて、ずっと傍に居たいと思ったのは彼に対してが初めてだった。



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彼が姉のモノだったからと言う訳ではなく、それより前からずっと彼は私の特別だった。
彼からは喜びも哀しみも狂おしさも教わった。



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両親が亡くなり残された私達家族の間に今尚消える事無く燻っている蟠りを解決する為には、
やはり過去の事もこれからの事も含め、一度向き合って対話しなければならないのだろうと心を決めた。
私がこの家を離れて過ごしていた時間、少なくともメグの時間は過去で止まったままだという事が判ったから。
ニースの気持ちはどうなのか、そしてメグが前に進む事ができるように。

ニースとメグ、可愛いアーロンの新しいリンガーソン家の為にも。
そして私自身のこれからの為にも。
その為の心の強さを私は既にあの町で、支えてくれた優しい人達にもらっているはずなのだから。






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「待たせたかな、メロ」




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「ニース」




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「・・いいえ、呼び出してごめんなさい。そして来てくれてありがとう」




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今更怖がる事なんて何もない





















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「あ・・・れ?お姉さん、メロと一緒だったんじゃ」
「ああバリーさん」


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「・・・メロなら夫と話をするってまた出掛けたわ。」



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「そう、あなたと顔を合わさないで・・行ったのね。」




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「えっ・・あ、ああそうなんですか」

お義兄さんと・・・






















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過去を清算するために姉とも義兄とも正面から向き合おうとするメロ。
凄く勇気がいっただろう。頑張ってるねメロ、偉いと思うよ。応援してるよ。

・・・だけど



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これまでいっぱい彼女が流した涙、しんどそうな顔。壊れそうな姿。
それは全部あの男との事が原因だったんだろう?
それだけ愛していたという事なんだろう。

そう思うと二人で会う事もメロがこの先前に進む為に必要な事だと解ってはいても嫌だと思ってしまう。
この腕の中に閉じ込めてどこにも行かせないようにしてしまいたくなるよ。



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・・・そんなに愛した人と二人で会って心は揺れないものなのかな?
相手の方もまだメロに未練があったなら?
閉じ込めていた想いが再び溢れでる事はないんだろうか。

俺にはまだよくそういうのは解らないけど・・・


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メロの心が今どこに向いているのか俺には判らないから・・本当は凄く怖いよ。
グレンに対してもそうだったけど、メロの事になると俺は全部に怯えて不安で仕方なくなってしまう。



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俺がどんなに想っても、メロは俺の手をすり抜けて行ってしまう気がして




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「・・こんな事言ったら私を信じてないのって・・・メロに怒られちゃうな・・・」






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メロ。どうか昨日と同じメロで俺の元に・・・


「早く帰って・・・きてよ」



























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『二人だけで話がしたい』と告げた私をニースが連れて行った場所は・・・
街外れに佇むあの家だった。
嘗て私達二人がメグをはじめ他人の目から逃れて逢瀬を重ねたニース所持の我が家の別邸。

これからの話がどんな展開になるのか判らなかったし他人に聞かれる事を良しとしない会話になるだろうから、
周りに人が居ない環境での対話ができるこの場所はいい選択なのかもしれない。だけど・・・



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「・・・ここ、変わらずまだあったのね」
「ああ・・、今もたまに一人になりたい時に使っているよ」




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ニースと過ごした時間が、彼を愛しいと思った記憶が、胸に抱えた嫉妬や苦しさが、
ここ居ると否が応でも今の私に侵食してきそうで足が竦んでしまう。
・・・けれど、そんな嘗ての想いの亡霊に、飲み込まれないだけの新しい自分を私は持っているはず。
そしてやっぱりこの場所で全てを清算する事が正しいような気もする。








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「飲み物でも用意するから座っていてくれ」

「いいえ、結構よ。私はあなたと向き合って話がしたいだけ。私から伝えたい事あなたに聞きたい事があるの。
 ・・・懐かしんで過去を語るために来たんじゃない。あなたもそのつもりで聞いてくれると嬉しいわ。」



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「そうか・・、解ったよメロ」
「ありがとう、ニース」




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「あ、・・・」




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「まずは・・ちゃんと言えていなかったけど息子さんのご誕生おめでとうございます。
 メグにも伝えたけれどあの日私のせいであの子を命の危機に晒した事、本当に申し訳なく思ってます。
 叔母としても母子共に無事に産まれてくれた事、心から嬉しいわ。本当に良かった・・・」

「そうだね・・ありがとうメロ。」
「あなたとの事も・・・」



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「姉も両親も裏切って、とてもいけない事をしたと思ってる。あの頃の私達は間違っていたわ。」



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「メロ、僕は」



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「そのかつて犯した私とあなたの罪のせいで、亡くなったお父様お母様もずっと傷付け苦しめて
 生きておられる内に謝罪する事は叶わなかった・・・
 そしてメグは今も苦しんでいるわ。私達の罪は過去の物じゃない。」 



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「私達は、いえ私は自分の罪を少しでも償ってメグを救ってあげたいの。
 私達が家族の気持ちも顧みずに犯した愚かな間違いの為に今もまだ苦しむメグを救いたい!
 大切な姉である彼女に、メグに!心から幸せになって・・・欲しいのよ・・・」



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「メロ・・・」




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「本当に・・・本当にバカだったのよ、私もあなたも・・・・・・」

他者を思い遣る事なく繋げた恋にも愛にも幸せな結末など待っていない事を気付くべきだった。


好きだった。あの頃本当に心からニースが好きだった。
けれどあの恋は・・・少なくとも不貞を働いていた時のあの恋は、過去のものだとしても認めてはいけないものなんだ。
綺麗な部分だけを思い出として綺麗なまま取っておこうだなんて、私達に許されてはいけない。
誰も許さないし決して自分も許さない。

その覚悟で私は今ここにいる。




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「メロ、確かに僕達は間違った事をしたのかもしれない、でも、でも君を想っていたあの頃の気持ちに嘘はないんだ」




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「そんな綺麗事、やめてニース」

「ご両親の期待もメグの信頼も裏切って君も傷付けて、本当に酷い事をしたけどメロ、君の事が好きだったんだ!
 メグと婚約する前からずっと僕は君の事が・・・!」


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「そんな事言わないでニース!」




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「好きだったんだよ・・・君への恋心を抑える事ができなかったんだ・・・」
「そんな事言わないでよニース・・・」
「その気持ちは今だって全てが消えた訳では」

「っ・・・!」


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「あっ・・あなたはまだそんな事を言ってるの?まだ過去に囚われているの?息子まで産まれたというのに!
 あなたが今すべき事、自分の心、選ぶべき道が判らないの?もう、いい加減に・・・!」
「メロ・・・」



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「メロ、メグとは話をしたんだろう?彼女は僕と別れる気でいるらしい。僕と君の過去を許す事はできいなんだろう。」
「それは・・・!そう、だけど・・それだけじゃなくてメグは」

「君より前に彼女と話をしたんだ。」


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「僕は・・・メグに本当に酷い事をしてしまった。彼女の献身もプライドも踏み付けるように君と罪を犯した。
 そんな僕を許せないのは当然だろう。義父達が亡くなった今、メグも家族の柵抜きで今後を決断したんだろう。」
「・・・・・」

「僕はメグにできる事は何でもしてやりたいと思っているよ。彼女が言うならあの家も病院も出て行っても構わない。
 アーロンに会えなくなるのは辛いけど、それがメグの為だと言うなら従う気でいたんだ。」
「そんなっ!」


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「だけど彼女は僕に院長として病院には残れと言う。医者としての僕を評価してくれての判断ならそれに 従うつもりだよ。」
「待って、だって・・・二人ともそんな・・・!アーロンもいるのにやり直そうって気は・・・」



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「メロ、メグはその後メロと一緒になれってそう言ったんだ。君もそう言われなかった?」
「・・・!!!」



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「だ、だから何で二人してそんな事を・・・!おかしいよ!?そんなのおかしいのよ!!!」
「ああ、不貞を働いて家族の信頼も愛情も裏切った自分にそんな資格はないって僕だって思うさ。だけど、」



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「メグが・・・僕が傷付けてしまった彼女が今後のリンガーソンの為にはそれが一番いいと、そうしろと
 望むならそれを・・・その通りしてあげるのがいいのかと」

「・・っもう・・・」


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「バカじゃないの!?何を今更言っているのよ!メグに言われたらその通りにするの?私の気持ちは?!  
 バカにしないで!!大体、もうあの頃とは違うのよ?私もあなたもメグも変わった筈でしょ?時間は戻らないのよ!」



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「いや・・ごめん、そうじゃないんだメロ。言い方が悪かったね。メグに言われたからとかじゃない。
 僕は今でも君の事が・・・。初めて愛した人は君なんだメロ。辛い想いをさせて本当にごめん。
 これからは僕が君を守っていくからどうか僕と一緒にいて欲しい・・・メロ」



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「っ・・・・・」


ああニース・・・馬鹿ね。あなた自分の気持ちを判っていない。

あなたも私が始めて愛した人よ。あなたが私の全てで共にいるだけで天国でもあり地獄でもあった。
本当に大好きだった人・・・

これから私と再び共にと言うその根底にあるのは誰への想いなの?
あなたが今本当に望んでいるのは誰との未来なの?

私とあなたで進める未来はとうにもう、無いものだって本当は判っているんでしょう?


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「・・そんなの・・・・・ニース、今更なのよ、そんな話は全部」




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「あなたが・・あなたが父からメグとの婚約を申し付けられた時、あなたは断らなければいけなかった。
 本当に私の事を愛していたのなら。」

「・・・!」


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「それがあなたの大きな罪。そしてそれをしなかったあなたの手を取った事が・・私の大きな罪。
 これが、私達の過去の関係に対する私の本当の気持ちであり・・後悔よ。」

そしてこれが心の奥底に本当はずっとあった、私のニースへの恨み言であり憤りだ。



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「けれどもあなたは約束された将来を捨ててでも私と逃げる事を選ばなかった。
 あなたは私よりも自分の欲を選んだのよ。その時点で私とあなたの間には何も残らなかった。」



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「それでも不倫という罪を犯したのは私があなたを諦められなかったから。あなただけが悪いんじゃない。
 私も親を裏切りメグを傷つけた。取り返しの付かない罪を負ってしまったわ・・・」

「メロ・・・」



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「ねえニース、メグを愛していないの!?アーロンを愛していないの!?大事な家族じゃない!」

「あっ、愛しているさ。メグは僕の不義を表立って責めた事はないんだ・・いつでも献身的に支えてくれた。
 そんな彼女を妻として愛おしく思うよ。アーロンだって可愛い我が子だよ。」
「だったら!」

「だからこそ、彼女の・・・望むようにしてやりたいってそう思ったんだ。だけどメロ、信じてもらえないかもだけど
 君を愛おしく思う気持ちはまた別にちゃんとこの胸にあるんだ。本当に勝手な話だけど・・・」


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ああもう。本当に身勝手な言い草だと思う。

だけどニースの言う事も、全て嘘という訳ではないのだと私も知っている。
だってあの頃の私達は・・・

メグと私は裕福な家庭で基本的には何でも与えられ何不自由なく育てられ、我知らず我儘で貪欲だったのだと思う。
ニースにしたって巡ってきたチャンスを手に入れるのに形振り構わなかったのかもしれない。
それぞれが他人の気持ちを慮る事無く自分の欲を追うのばかりに必死で。
その頃確かにあったと思っていた『愛』というのが、執着心や独占欲。
それがまるで子供がお気に入りのオモチャを手放したくなくて駄々を捏ねるようだったのではないと、
誰が言えるのだろう。

だから私達の『愛』は世間の道徳心をはみ出した時点で間違いだったのだ。
人を傷付け自分達をも傷付けるだけの愛なんて、そこに哀しみ以外の何かが生まれる筈もないのだから。


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「ねえ・・・ニース」

それでも夫婦となり子を儲けて家庭を築いたあなた達には、確かな愛があるのだと私は思うの。
あって欲しいと私は思うの。



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「メグはきっと・・・ううん、絶対あなたを愛しているわ。結婚する前からずっと。
 今もあなたを愛してる。愛してるからこそあなたから離れようとしてるんだと思う。
 彼女はそんなに冷たい人間じゃあないわ。」 

愛しているから愛されていないと思う事が苦しいんだ。
だからアーロンを拠り所にしてニースを諦めようとしてるんだと思う。


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「っいやだって・・メグは僕達のした事を許さないだろう。もし許したとしても、今更僕には彼女を愛する資格なんて」

「メグは許してるわ。苦しんで許して今・・・悲しんでる。」


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「今更だなんて言わないで。お互いが必要なら離れないで!アーロンだっているじゃない!愛してあげてよ!
 申し訳ないって気持ちがあるならメグにちゃんと謝って!メグが受け入れるまで諦めないで!
 夫でしょう?父親でしょう?簡単に諦めないで強くありなさいよ!!しっかりして!あなたがリンガーソン家の家長でしょ?!」



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「メロ・・・」




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「だけど、そうしたら君は・・・君は」

「私は大丈夫!言ったでしょ?私は変わったのよ。今の私には大切なものも大切な人達もちゃんといる。
 私は過去に囚われてばかりではなく、前に進んで行きたいの。
 だからニースとメグにも同じように未来へ進んで行って欲しいのよ。幸せになる未来に!」

そうなって初めて私自身が過去から自由になって前へ進めると思うから。


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「そうか・・・君は変わったんだね。この町を出て自分に必要なものをちゃんと見つけて、そしてとても強くなったようだ。
 過去に囚われて立ち止まったままでいたのは・・どうやら僕とメグだけだったようだね。」

「ええ、そうよニース」


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「それは・・あのジュール君のお陰だったりするのかな」




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「・・ジュールさんもだけど、他にも沢山の素晴らしい人達との出会いが私を変えてくれたわ。
 この町を出てあの町で過ごした日々があるからこそ、今の私がここに居るの。
 本当に・・・みんなには感謝しかないわ。」



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「そうか・・・」

ジュールさんグレンさんをはじめ、マスターやラルフさんアニスさんアベルさんにお店のみんな。
彼らの事を思い浮かべるだけで心が温かくなって涙が出そうになる。
本当に大切で、素敵な私の友人達・・・



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「良かったねメロ。僕が言うのはお門違いかもしれないけど、君が幸せになってくれる事が僕の望みだよ。
 僕も頑張ってみるよ。もう一度メグとちゃんと話し合う。彼女の為にもアーロンの為にもいい夫でいい父親になれるよう
 ・・・頑張るよ。もう一度メグを幸せにするチャンスをもらえるよう彼女に頼んでみるよ。そして病院も守ってみせる。」

「ニース・・・!」


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「ええ・・・どうか、どうかメグを幸せにしてあげてね。私の大切な大切な唯一の姉なんだから。
 そして、あなたもちゃんと幸せになって。あなたも私の大切な家族なんだから。」

「ああ、そうだね。僕達みんな幸せになろう。・・・ありがとうメロ。君の事を傷付けて苦しめた事、・・・心から詫びるよ。
 過去も今も・・・沢山辛い思いをさせてしまって本当にすまなかった、どうか・・君も幸せになってくれ。
 そしてありがとう。・・ 君と話せて良かった。」




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「私も・・・・・ありがとう、ニース」






私もあなたと話せて良かった













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嘗て私にとって世界そのものだったニース。
やっとお互いに過去と決別して、選ぶべき道を誤らずに新しい未来へ進んで行ける気がしてる。
愛した事も憎んだ事も、間違いと解っていながら犯した罪も。

けれどそれがあったから今の私がいる。
その為に周りを沢山傷付けもしたけれど。
その事も忘れる事なくこれからの人生を歩んでいきたい。

そしてどうか、家族みんながこれから幸せを紡いでゆけますように。


私の大切な人達が、どうか幸せに・・・





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62話に続く



余談:私が楽しくない=メロとニースばっかりやん(´・ω・`) でした(笑)

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テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

60.メロとメグ

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3  シムズ3ストーリー  アスモデウスの翼  
大変長らくお待たせいたしました!
ストーリーの更新です。

今回は内容的にはいつもより短めになっております。うん、なんかすみません(笑)









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「ジュールさん、今日は葬儀に参列してくれてありがとう。父も母も喜んでると思う。」
「いや、うん。 ・・メロも辛かっただろうに頑張ったね。大丈夫?」



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「ありがとう大丈夫。それで・・私メグと話があるから少し出てくるわ。ジュールさんはゆっくりしててね。」




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「えっ、ああ・・分かったけど」
そうか、いよいよお姉さんと・・・



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「本当に大丈夫?」 
「ええ、大丈夫よ」



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両親が亡くなって今後の事も話さなくてはならないけれど、ここへ帰ったなら
メグとの過去の蟠りを知らない振りなんかできるはずもない。
いずれはと思っていたメグとの対話の機会がこんな形ではあるけれど実現したのだ。

「メロ・・・」


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「そうか・・・そうだね」



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「行っておいでメロ。そんで全部終わったら、俺の所へ・・帰っておいでな。」
「ん・・・」



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「俺はいつでもメロが帰る場所で待ってるから」

何があっても俺がメロの帰る場所になりたい。なるって決めた。
メロを一人には絶対にしない。


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「ええ・・・。ありがとうジュールさん」
















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「お疲れ様メロ。まだ全ての事を現実のものとして受け入れるのはお互いに難しいわね・・・。
 だけど、お父様達の事は辛い事だけど、私もあなたも悲しみを乗り越えてこれからの事を見据えて生きていかなくてはね。
 リンガーソンの娘として病院の経営の事だっていつまでもニースに任せっきりという訳にもいかないし。」



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「メグ、私は・・・。まだお父様達の死を現実の物として受け入れられていないかもしれないし、
 お二人に対する罪悪感も後悔も拭う事はできない。」



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「でも、・・・私がメグにした事へのきちんとした謝罪はしなくてはとずっと思ってた。きちんと向き合う覚悟はできてるわ。
 本当に、本当にごめんなさい。私はあなたを苦しめた。命の危険にも晒したわ、お腹の子と共に。
 どうぞ私に言いたい事があったら何でも言って。どんな言葉でも私は受け止めるから。」



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「・・・そう。話す覚悟はあるのね。 そうね、そう言ってくれて嬉しいわ。」

メグは何を思うのだろう。
経緯はどうであっても姉の夫と不貞を働いて、彼女もお腹の尊い命までも危険に晒した妹に対して。
彼女になんと罵倒されようとも、私には誠心誠意謝罪する事しかできないけれど。
それで少しでもメグの気持ちが晴れて憂いなくこの先過ごしてくれるならそれだけで私は・・・


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「ねえメロ、アーロン、可愛いでしょう?」
「えっ・・?」



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「っえ・・・、ああうん!!とっても可愛いわ!二人に・・・良く似ているわね・・」



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「そうね、二人のいい所ばかりを取ってくれたみたい。ふふ、これって親バカかしらね?」
「ううん、本当にあの子は天使のようだわ」



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これは本心からの言葉。
大切な姉妹であるメグと嘗て愛した人の子で私にとって甥である幼子。
その存在の愛らしさも感じる愛おしさも溢れるほどで眩しかった。
私がその命を奪わずに済んだ事にどれほど救われた思いでいるか。
あの子がメグのお腹に宿った時に感じた醜い身勝手な嫉妬心を今更ながら恥じ入る思いだ。



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「・・私、あの子がお腹にいる時に階段から落ちたわね。」
「・・・!」



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「っ・・・ええ、本当・・にあの時は・・・わ、私のせいで・・・!」

覚悟はしていたけれどメグの口からその事を責められるのはやはり胸に刺さる思いだ。
けれど今の、これからのメグの心の安寧の為に私ができる事は何でもしなければ。
それが謝罪でも罵倒を受ける事でもリンガーソンの次女として何らかの罰を強いられる事でも。
私は何でもするつもりだ。

この期に及んで自分の気持ちが楽になる為の謝罪だけをするつもりは毛頭なかった。



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「そう・・・そうね。あなたは自分を責めているのね、メロ」
「そっ、それはそうだけどわ、メグ、私はっ・・・!」




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「・・・・・」





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メグ・・・?




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「でも私もあの子も無事だった。だから・・・あなたは気にしなくていいのよ。」



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「メグ・・・!」
どうして・・・


その一言を口にするのに、このプライドと自尊心の高い姉はどれだけ悩んで苦しんだのだろう。

メグ、・・・メグ!
あなたがどんな女性でどんな姉なのかというのはずっと一緒に育ってきた私が一番知っている。
私を妹として愛してくれている優しい姉のメグも知ってる。
メグは私にとって掛け替えのない大切な姉妹なんだもの!大好きなんだもの!

私達の関係がこんな事になってしまったのは・・・
やはり私のせい。
だから・・だから胸が苦しいの、メグ。



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「よ、良かった・・・本当に良かったっ思ってるわ!信じてくれないかもしれないけど私、
 メグも赤ちゃんも無事で良かったって思ってるの!
 ごめんなさい、私のした事は許される事じゃないけれどっ、二人とも無事で本当に良かったって!」



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「メロ・・あの時私が階段から落ちたのは、何もあなたのせいだなんて思っていないわ。
 カッとなってたし自分の不注意でもあったんだし、私も悪かったのよ。」
「でもメグそれは・・・」 
「だから謝罪したいと言うのならそれも受け入れるしそんなにまでも自分を責めなくていいのよ、メロ」




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「だけどね、あの事故とニースとあなたとの事は別の話。」




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「・・・・・そうね」



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「お父様達が亡くなって葬儀も済ませたし、これからの事を話しましょうか。」



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「・・ええ・・」














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「私はねメロ、あなたに悪かったと思っているの。学生の頃からメロがニースに惹かれているのも知っていたわ。
 ニースもあなたを好きだというのも知っていた。それでも長女という事で私をニースの伴侶に選ばれたお父様に
 反対する気持ちは無かったの。」
「メグ、」



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「だって、私もニースが欲しかったのだから。」

思えば初めて聞いたメグのニースへの明確な感情だった。
彼女は父の言いつけに従ってニースと結婚した形だったが、彼女自身の中にもニースに対する恋心はあるだろうと
思ってはいたけれど。
もしかしたらプライドの高さ故に独占欲でメグは私とニースの仲が気に入らないのかとも思ったりもしたけれど。

やっぱりそんなものではなかったんだ。そこに確かな愛情が存在していた。
だからこそ私の犯した罪はとても重く、メグの苦悩も図りきれない程大きなものだろう。



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「だから結婚後のあなた達の関係には嫉妬もしたし許せなかった。あなたは私にとって邪魔者以外の
 何者でもなかったのよ、メロ。消えてしまえばいいとさえ思ったわ。」



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「メロが家を出てあの子が産まれてから、ニースはいい夫としていい父親として次期院長候補として
 良くやってくれてるわ。彼なりに私とリンガーソン家への謝罪と誠意の表し方だったのでしょうね。
 あの人は・・・元々気が優しくて真面目な人だから・・・」



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「元来そんな気質の彼が妻の妹と不貞を働くなんて、・・それ程あなたの事を好きだったのでしょうね。愛されていたのねメロ。
 それでも・・あなたの手を離し次期院長の座に固執したのは彼だし、私も手に入れた彼を手放す気は無かったわ。」



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「メグ・・・」
ごめんねメグ、本当にごめんなさい・・・

メグの為に私に何ができるだろう



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「でも父が亡くなった今、私には跡継ぎであるアーロンがいる。・・もうそれだけでいいの。
 女って不思議ね。お腹を痛めて産んだ血を分けた我が子がいればもうそれだけでいいって思えるんだもの。
 今の私にはあの子が全て。私にはアーロンがいる。だからもうニースはいらないわ。」
「メグ、何を・・・」



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「病院の院長には予定通りニースに就いてもらうけれど経営権は私が握るわ。そしていずれはアーロンが病院を継ぐでしょう。
 夫婦としてニースとは離婚する。だから、その後はメロがニースと」
「っメグ?!」



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「メグ!何を言ってるのよ?!なんでそんな事を言うの?そんな事・・・!」




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「メロ・・・私は二人に申し訳ない事をしたって思っているのよ。メロが長女だったら二人は幸せになれたのにね。
 お父様とも仲違いする事無くこんな結末にならなかったかも知れないのに・・・ごめんなさいね」
「メグ!」



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「私は、跡継ぎとしてニースの子を授かれただけで満足なのよ。これから先は、あなた達が幸せになる番だわ。
 遠回りさせてしまってごめんなさい。辛い想いをさせたわね・・・どうかニースの事をよろしく頼むわ、メロ。」
「なっ」



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「な、何を・・・・・言ってるの?」

思いもよらないメグからの話に困惑を通り越して愕然としてしまった。
メグがそんな事を思っていたなんて。
だけどそんな話じゃないって判らないの?!



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「馬鹿な事を言わないでよメグ!今更何を言ってるの?!ニースの気持ちは?私の気持ちは?
 あの子にだって父親は必要でしょう?!メグの気持ちは?メグだって、メグだってニースを愛してるじゃない!」
「そんな事は分かった上で話してるのよ、私は」



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「それに何より、もう時は止まったままじゃないのよ?あの頃とは全てが変わったの!
 私はもう、あの頃の私じゃない!!」

「・・・そうね、あなたもあの頃のメロじゃない。でもねメロ、ここに居ればきっと・・・思い出すわ。
 本当は諦めたくなかったもの。捨てたくなかったものの全てを。彼の事も他の事も全て。だって、あなたにとって・・・」
「メグ・・・!」

「違う違う!」


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「違う!・・・違うよ」

そんな事も分からないまま、メグは置いて行かれた時間の中で止まったままだったのか。
私があの町で温かい人達に守られて癒されて前に進んで行こうと立ち直りつつあるその時も、
メグは過去の柵の最中で悩みもがいていたんだ。
ああ、・・・全ては私の犯した罪。

「っく・・・」


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「だってメロ、そんな事・・・言われたって・・・」




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「・・・じゃあ私はどうしたらいいと言うのよ・・・どうしたら・・・」

「ごめん!ごめんねメグ!私が悪かったの。間違ってた。許してなんて言えた立場じゃないけど、
 どうか幸せになって欲しいのよ・・・!私にできる償いなら何でもするから・・・メグ!」

幼い頃から芯が強く美しい私の憧れの姉だったメグ。
私のせいで折れた翼をもう一度広げて美しく羽ばたいて欲しい。
その為に私にできる事なら何でもするからどうか・・・!



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「メグ、私ニースと話をしてくるわ。」







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そう。
これは私とメグ、そしてニースの三人の問題だから。
メグだけでなく、私はニースとも・・・
過去の私と彼にも向き合わなくてはいけないんだ。
この私のたった一人の掛け替えの無い愛しい姉の為にも。



61話に続く





閲覧ありがとうございましたー!
いやはや本当に!長く休んでしまって申し訳ありませんでした><
自分自身も最後までやる気は全然ありますし、続きを待ってて下さる方が少しでもいらっしゃるなら頑張ります!!
このままでは本当にいつ終わるか判ったものじゃないので(苦笑い)、休みも入れた事だしペースを上げていけたら
 ・・・いいな! と思っていますよ( `≖ω≖´)✧キリッ 
思うだけはいつも思っています!!!( `≖ω≖´)✧キリッ

さてこの週末は余所のブログ様巡りに行って来よう♪
なかなか以前のようにはメッセージを残したりはできない現状ですが、大好きなシムズ仲間さん・ブロ友さんのサイトは
ひっそりこっそりでも応援ビームを送っているmirumomです(*´ω`*)
何気に行くときゃあっちこっち見てまっせ(笑)
みんな、これからもシムズ続けようぜー☆ って気持ちでいっぱいです。

たまに暫く離れたっていいじゃない。(私の事じゃなくてねw)
それでもシムズが好きで戻ってきちゃうもの。
そうやって長く細くでも続けていけるのがシムズかなって思います。やってて楽しきゃそれが一番よね~♪

そしてこうやって続けようと思う気持ちにさせて下さる応援して下さる方々にも大感謝!本当に感謝!
いつもありがとうございます(*´∀`*)

それではまた次回、なるべく早い内にお会いできたらと思います。


テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

浮上!(更新予告)

Category: 雑記   Tagged: シムズ3  
またしてもご無沙汰しております・・・^^;

今年に入ってストーリー(と言うかシムズ・ブログ活動)はお休みして勝手に充電期間にさせて頂いてました。
休んでる間にも、温かいメッセージや沢山の記事に拍手を頂いておりまして感謝しております~!
なんかビックリなぐらい過去記事読んで下さった方がいらして、いい感じにケツ叩いて頂きました(笑)
この場にて御礼申し上げます♡

少しシム離れしてリアル生活でのやりたい事だけやっておりましたが、落ち着きました。
そしてまたストーリーの続き書きたい!って気持ちが浮上してきましたのでやりますよー!
今続き、すっごい書きたいです(´▽`)


次回はこんな感じから・・・で制作&撮影中です

私、やる気になったらそれなりに作業早いと思うので(笑)、なるべく近日中に更新できたらと思っています。


お休み中自分の所の諸々も手付かずだったので、いつも覗かせて頂いているブロ友さんの記事も未読で失礼しちゃってます。
更新作業が終わったらゆっくりお邪魔させて頂こうと思っています。


ではでは有り難くも続きをお待ち下さっている方、もう少々お待ち下さいm(_ _)m


テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

おっと、4周年でした

Category: 雑記   Tagged: シムズ3  
お久しぶりでございます・・・(・Θ・;)
なんとまぁ今年最初の記事がこれだったというねっ!

ちょーっとお休みモードに入っちゃってた感じですが、気付けばこの二月でブログ丸四年(四周年)でした!
今現在ははもう五年目ですね~。
特にブログ開設記念うんちゃらとか無いんですけど、広告ウザイし(笑)記念記事にしちゃおうかと思いましてw


って事で初心戻りまして開設当初のメインシム、GS王子三人で記念撮影♡

1_20160221014214b06.jpg
うん、君達でいっぱいプレイしたね~。
また出番もあるでしょう。多分(´▽`)


さてさて、今年も初っ端からマイペースというかまったりのんびりペースでの運営となっておりますが、
このブログ辞めませんからっ(笑)

アスモデウス、非常に作業(ポーズ作り)が面倒臭い病発症しちゃってますが(アカン)ちゃんとやります。やります!
もう少々時間を頂きますが、そろそろ真面目に続き作ろうと思います。
待っていて下さる方がおいででしたら申し訳ありません。頑張ります~!



では、五年目の当ブログ及び連載中のストーリー、合わせてわたくしmirumomと
今後とものんびりお付き合いの程よろしくお願い致します(*´∀`*)

また次回お会い致しましょ♡





テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

2015年 年末のご挨拶

Category: 雑記   Tagged: シムズ3  sims3  
ブログTOPの画像(ヘッダー)変えました。 ↑
最初は
Screenshot-12_2015123000073965f.jpg
このような感じでアニス入りで作成してたんですけど、アニスのポジションがどうにも収まり良くなかったので
結局はメイン三人の画像となりました~(^^;)
アニスの立ち位置は難しいのですw





さて、今回が本年度最後の更新となります。
今年一年このブログに訪問して下さった方、応援して下さった方々、全ての方に感謝しております。
本年も本当にありがとうございました。
お陰様で今年も無事に楽しく続ける事ができました。
訪問者様あってこそのブログだな~と改めて実感しています。

今年を振り返ってみましょう。


・・・・・うん、振り返るまでもなく、アスモデウスの翼制作に明け暮れた一年でしたね。
とか言いつつも、更新頻度はグングン下がっていってしまったのは反省する所です(-。-;)
私の作るストーリーは自身の拘りにより、ほぼ自作ポーズで制作しているのでどうしても時間は掛かります。
でもやろうと思えばやれるのに結構サボりましたごめんなさいwww
来年は、最低限スポンサー広告を出さないように頑張ろうと思います!!!

肝心のストーリーの今後ですけれども、終わりは見えています。
あと何話かな~・・・?10話?もっと短いかも?
にしても今のペースでは最悪来年いっぱいかかってしまう・・・だと?!そんなバカな!!!
いやいや、そんな事にはならないように頑張りますよ~本当ですよ~(*´∀`*)

本編終了後にもね、後日談・各キャラの短編なんかも書きたいと思っているので早足でね、頑張らないと!
本編が終わって落ち着いたら、今まで作ったストーリー使用のポーズで残ってる物の中から選りすぐって
配布させてもらえたとも思っています。自分的にもポーズパックにした方が使い易いし勿体無いなって思うのでね。
今はそれに割く時間が取れないので終了後に纏めて配布したいですね。

あと、レビューの関してはプレイをしても事細かに記事にする事はもうないかも。
こんな事がありました~。的に纏め報告はするかもだけど。
いずれにせよストーリーが終わってからですね^^;

あとはシムズ4に関して。
一応4枠は用意した本ブログですが、今の所記事が増える予定はないですね。
4をプレイしたいと今は思わないので。
ここではシムズ3も創作を中心に細々と出来る限り続けていけたらいいな~って思っています(^―^)



最後に、アスモデウスで読者様が気になる所が、
『メイン三人の三角関係の行方』 かと思います。
コメントや投票コメなどから、グレ×メロ派の方。ジュ×メロ派の方のご意見を拝見しています。
グレアニ推し、グレシュリ推しの方もいらっしゃるようで~^^
お話開始当初は『恋愛物』にするかどうかも決めていなかったので、メインキャラのカップリングは未定でした。
そして進めていく中で悩みに悩み決めました。決めた後も結構揺れました(笑)
皆様の予想通りか予想を裏切るのか。楽しみにして頂けたら幸いです♡

そんな訳で(?)そんな茶番を少々。
※あくまで茶番です。茶番の内容は今後の本編とは関係ありませんのでご注意下さいね。




アスモデウスの翼──年末の茶番(笑)

Screenshot-16_2015123000074137d.jpg
ヒーロー二人に迫られる優柔不断ヒロインの図。

結局はそういう事でしょう? メロがどちらを選ぶのか。
(まあグレンさんがいい加減ツンデレやめて今後どう動くのかも重要だけどw)


Screenshot-22_2015123000074287c.jpg
「ジュールさんの迫り方にはもう、レパートリーがありません」 とは作者談(爆)
基本メロにはいつでも甘甘ですからね~デレデレメロメロですからね~
そしていつもかわされる。


Screenshot-24_201512300007434fe.jpg
グレンさんが迫るとこんな感じ???すっげえ俺様になりそう。
いやでもツンがデレたら違うのか?! 作者自体まだ未知の領域なので判りませんw
ただ、そう。こんなグレンには『おいっ!お前っ!今までぇぇぇぇぇ!!』とツッコミたい(笑)


Screenshot-25_20151230000745967.jpg
だがしかし、まだまだそういう訳にはいかない本編。
一体どんな修羅場を越えたらヒーローとヒロインは結ばれるのか・・・ね?(´∀`;)
(製作者的に頭が痛い話w)


Screenshot-26_20151230000749e6e.jpg
うん、最悪『誰ともくっ付かないエンド』でもいいんじゃないでしょーか。
・・・と考えてた時期が私にもありました。
だって・・・!どっちか選ぶのしんどいんだものっ(泣)

まあでも。茶番は茶番で関係無く、最後には皆が幸せな結末になるよう頑張っていきたいと思います^^
思いの他長く続いてしまっている『アスモデウスの翼』。
その分思い入れも大きいので、最後まで手を抜かずにきっちり仕上げたいと思っています。
長らくお付き合い頂いている読者の方々、本当にありがとうございます。支えられています。


実は『ブログ開設~周年』を今年はスルーしてました。なんとなくひっそりしていたかったので(^^;)
なのでここでこのブログに対する自分の思いを少々書きます。
このブログは私にとって何をしてても常に頭にある存在です。
例え一ヶ月シムズを立ち上げていなくても、二ヶ月更新なく広告出ても。(おい)
見に来て下さる方には漏れなく感謝の気持ちでいっぱいですし、ここで交流して下さるブロ友さんもとても大切です。
長い間に諸事情により交流がなくなってしまったブロ友さんにも今でも感謝の気持ちを持っています。

現在色々な思いからタンブラーやツイッターにも出没しなくなりましたが、このブログは辞めるつもりはありません。
世の中でシムズ3が完全に飽きられるまで。自身が完全にやり尽くしたと思えるまで。
細々とでも続けていこうと思っていますので、これからも見守って頂けたら本当に嬉しいです。


以上で本年の言いたい事は言い尽くしました。
来年もまた、楽しくやっていこうと思います♪
皆様方、風邪等お召しになられませんよう、新しい年をお健やかにお迎え下さいませ。
本年一年お世話になりました!
来年もよろしくお願い申し上げます~!

mirumom


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キャラ投票(ストーリー)
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