mirumom シムズ3

シムズ3での自作ポーズによるストーリー創作とプレイレビュー・ポーズ配布等

スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

51.幻影

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3  シムズ3ストーリー  アスモデウスの翼  
目に見えてはそう変わらない日常を私達は見送りながら時は過ぎていく。



1_201501282139258ee.jpg


2_201501282139269ce.jpg


3_20150128213927561.jpg











4_20150128213922d5e.jpg
私はジュールさんの温かさに支えられながら日々を過ごし、アベルさんに励まされながら
絵も少しずつ思うように描けるようになってきていた。

私はみんなに支えられてばかりだ。
マスターやラルフさんをはじめ、エリスちゃんやルディ君達仲間にも支えられている。


5_20150128213923a54.jpg
その中でもやはり今の私の一番の支えになっているのはジュールさんとアベルさんだと思う。
二人には感謝してもし足りない位。


6_20150128213939a17.jpg
・・・じゃあ、グレンさんは?

私の中のグレンさんについて改めて考えてみる。


7_20150128213933a18.jpg
共同生活が終わった事は仕方ないとしても、グレンさんとちゃんと話せた事で蟠りはなくなった筈だった。
だからまた以前のような関係でいられると思っていたのだけど。

彼女と一緒に居る時に遭遇した事が、私にグレンさんとの距離が近づくのを躊躇させていた。
グレンさんにはグレンさんの生活があって私の立ち入れない人間関係がある。
そう考えると寂しいと胸が痛みはするけれど、仕方がないのだと自分に言い聞かせたりしている。
恋人のいるグレンさんに、以前のような近しい関係を求めるのは正しい事ではないと思うから。



そして、その事はそっくりそのまま彼女の居るアベルさんに対しても思わなければいけない事だったのに、
その時の私はそう思う事をしなかった。


8_20150128213934cc1.jpg
誰と・・・誰を重ねているのか気付かずに。
いいえ、それは気付かない振りだったのかもしれないけれど。








9_20150128213936156.jpg
「おはよう」 
「ああ、ジュール」


10_201501282139377a6.jpg
「最近どうだよ母さん」
「そうねぇ、お陰さんで元気でやってるよ。」


11_201501282139483c4.jpg
例の事件の後、母さんは薬物依存症の治療施設に入り治療とカウンセリングを受けて無事今は元の生活に戻れている。
これはアニスやラルフ先生のお陰であり、俺は凄く感謝している。
色々あったけど、母さんの生活も俺との関係も寧ろ以前より格段良くなったのだから、今はもうアニスの家族にも何も思う事はない。

元の生活と言っても母さんは夜の生活をやめて、今は近所のパン屋で働いているらしい。
生活は厳しいだろうが、顔色も以前より良くなり息子としては一安心というところかな。
・・・ああ、そうだった。
グレンに借りた金。いつか返さなくちゃなぁ・・・

12_20150128213951466.jpg
「母さん。今はまだ無理だけどさ、いつか俺が自分で店を持って母さんの生活も楽にしてやるから待ってろよな。」
「おやま。それは凄いじゃないか。そしたら母さんもパンくらい焼けるようになっておかないとねぇ。手伝うよ母さんも。」 

どんな母親だったとしても、母さんが居るから今の俺がある。
母さんは母さんなりに息子を愛してくれているのも俺には分かっているから。
これからの人生はもう少し穏やかに過ごさせてやりたいって思うんだ。


13_20150128213951a39.jpg
「母さん、俺好きな人がいるよ。いつか母さんにも紹介したいなって思うよ。」
「おやおや!あんたがちゃんと仕事もして全うに恋愛もしてるだなんて、・・母さん嬉しいわ!」
「まあ・・・だよな。」


14_20150128213953870.jpg
「・・・あんたの父さんはさ、家庭のある人だったから。あたしは一人であんたを産んで育ててきたけどさ。
 あんたには両親揃って子供も儲けて。そんな普通の家庭を持って幸せになって欲しいって母さんは思うんだよ。ジュール。」
「母さん・・」

母さんが父親の話をするのを初めて聞いた気がする。

15_2015012821394724f.jpg
「そうだね、そんな普通の幸せな家庭が持てたらいいなって俺も思うよ。」


17_201501282139592e3.jpg
できる事ならそんな幸せな未来図で、いつも傍に居るのは彼女であって欲しい。
そんな事を考えるだけで心が満たされる。

愛する人と、温かい家庭を。
俺にとっては眩しい未来だ。










18_201501282204461dc.jpg
アベルさんのアトリエに招待された。
そこでアベルさんは絵の他に、写真の現像や陶芸なんかも嗜まれているようで、その多才ぶりに改めて驚いた。



19_20150128220440100.jpg
「たまにはこうして汚れる事も気にせずに思いっきり好きなように描くのも新鮮でいいだろう?」
「はい!楽しいですね。何だかワクワクしちゃいます。でも凄いですね?この専用アトリエ・・・
 アベルさんってば作家さんなのに。」


20_20150128220441a8d.jpg
「俺は売れっ子なのでな。必要な事に金は掛けられる。本職でなくてもやるからには何事も突き詰めないと気が済まないんだよ。」
「凄い・・・溢れんばかりの才能ですね。絵だけでなくあれもこれもできちゃって、羨ましい限りですよ・・・」
「はぁ・・?」


21_20150128220443f10.jpg
「何だ、揶揄っているのか? 喧嘩を売っているのか?ならば買わせてもらうまでだが。」
「きゃっ!ちょ・・筆!! 顔に描こうとしないで下さい~~~!!」


22_201501282204446d5.jpg
「あ・・あの、揶揄ってなんかいないですよ。本当に、アベルさんの多才さは羨ましいし凄いと思うんです。」

「は? 何を言っているんだ。確かに俺は色々な事に造形は深いが全てが『書く事』の為の材料でしかない。
 絵において言えばメロさん、君の描く絵は俺の物なんかとは全然違う。まさに本職だと思うよ。」


23_20150128220457dac.jpg
「そんな、寧ろアベルさんの描かれる絵の方がお上手だと私は・・・」

「上手い下手ではないと前にも言っただろう。見る者を惹きつける物を描ける才能。センス。それが君にはあると言っているんだ。
 俺のは趣味の域を脱しない。俺は作家だからな、それでいいんだ。あとはただ、君に対する俺の目利きを信じればいいんだ。」


24_20150128220459766.jpg
「・・・・・アベルさん。」


25_2015012822050016e.jpg
「ありがとうございます」
凄く、凄く嬉しかった。
人にも自分にも厳しいアベルさんが、私の絵をそのように評価してくれている事が。


26_20150128220502864.jpg
・・・ニースも
ニースも私の絵を認めて褒めてくれたな・・・
彼自身も上手かったのに、それよりも私には才能があるから伸ばすべきだと優しく指導してくれた。
アベルさんと居ると、ニースに教えを請いていた頃を思い出す。
何も知らなかった私を導いてくれたニー・・
「とは言えだ。」


27_20150128220456d75.jpg
「っえ・・・」
「技術では俺の方が上手い部分もあるかもしれないから教えてやろう。ほらそこ。君ならここからどう色を乗せる?」
「あっ・・・と」


28_201501282217045cc.jpg

優しく聡明で誰からも好かれていたニース。
そんなニースが大好きだった。あの頃の私の全てが彼だった。
そんな中でも私に対する優しさや向けられる視線は他の誰より特別なものだと思い込んでいた。
それは間違いだったけれど。

アベルさんと居ると、ニースを信じて疑わなかった頃の自分を思い出す。
それは私にとって・・・


「おい、聞いているのか?」


29_2015012822051106c.jpg
「っ!!」


30_201501282205128c8.jpg
「あっ・・!えっと・・こ、これはっ・・・」
「お、おい、急にどうし・・・っ」


31_20150128220514fba.jpg
ガッ
「っあ」


32_201501282205080f4.jpg
「アベルさんっ・・!」




ガターン!






33_20150128223119d8e.jpg
「いたたた・・・・。頭同士ぶつかったぞ。」
「あっつ・・・す、すみません・・」


34_20150128223120655.jpg
「支えようとした君まで一緒に倒れてどうする。君の質量分余計に負荷が掛かったぞ・・・」 
「あ・・本当にす、すみま・・」


35_20150128223122ada.jpg
「あ、あの!だ、大丈夫でしたか?」
「ああ・・・」


36_201501282231230b9.jpg
「まぁ・・・」


37_20150128223125262.jpg
「おでこの他にっ、お、お怪我は・・」
「いや・・・」


39_20150128223138f63.jpg 
「・・・・・」
「ア、アベル・・さん・・」



40_20150128223139f83.jpg
「メロさん」
「アべ・・・」




41_20150128223141a59.jpg
「君は、どんな目で俺を見ているか自覚はあるのか?」



42_20150128223142f3b.jpg
「えっ・・・」


43_2015012822315972f.jpg
「君の目は・・・、君の眼差しからは俺に対する恋慕に近い感情を読み取れるんだが。違うか?」
「っ・・・!そ、そんな事は・・・!」


44_201501282232008de.jpg
「違うと、言い切れるのか?」


45_2015012822315400d.jpg
「あっ・・・・っ」
「・・・・・」


46_201501282231565ea.jpg
「俺のこれまでの態度が、君に何か勘違いをさせてしまっていたのなら申し訳ない。」
「そんな事は!私はただ・・・!」



47_20150128223158a01.jpg
「・・・今、俺が手を伸ばしたら君は拒まないだろう。」
「っ・・・・・・・」


48_20150128223210015.jpg

そんな風に言われて恥ずかしくてたまらなかった。そして怖かった
私の甘えた気持ちや邪な気持ちをアベルさんに見透かされているのが怖かった。
でも言い返す事ができない自分がもっと恥ずかしくてたまらなかった。
一体私は何を・・・!
「・・・・・」


49_20150128223211544.jpg
「メロさん、」
「は、はい・・・」




「君は、・・友達の恋人をそんな目で見る事を 何とも思わない人なのか?」


50_2015012822321311d.jpg
「・・・・・!!!」


51_201501282232143ab.jpg
「わ、私・・私は・・・っ」




  57_201501282300256b6.jpg
  『メロ、あんたとニースの事を私が気付いていないとでも思っているの?
   姉の夫を寝取っておいて、これくらいで済むなんて思わない事ね』



52_201501282232089c3.jpg
その時脳裏に蘇ったのは、やはり嘗てのニースとの関係だった。
姉であるメグの夫であるニースとの不義。そんな関係を持った未だに悔やまれる過去。

ニースとの優しい思い出だけをアベルさんとダブらせて、一体私は何をやっていたんだろう
私は今また同じような事をしようとしていたの・・・?
憎んで捨てたくてしょうがなかった過去の私と同じ事をまた此処で?

確かに私は、・・・アベルさんに恋情に似た気持ちを抱いていたのかもしれない。
それが本物なのかニースと重ねて見た事による錯覚なのか分からないけれど。

私はこの町へ来て・・・・・何を


53_201501282232232bf.jpg
「ごめんなさいっ・・・!」
「メロさ・・・」



54_201501282232243ef.jpg
「・・・っ」











55_20150128223221fc6.jpg
















56_20150128230023127.jpg



  58_2015012823002519b.jpg
  『君は、・・友達の恋人をそんな目で見る事を 何とも思わない人なのか?』




59_2015012823104584d.jpg
私は・・・
私は何をしているんだろう


60_20150128231048375.jpg
姉の夫であるニースと関係を持つ事で周りを引っ掻き回してメグを傷付けて。
メグとお腹の子の安否も確認する事なく故郷から逃げ出して。
そんな自分が嫌で堪らなくて後悔して反省もして、生まれ変わるつもりでこの町で自分探しをしてきたというのに・・・

絵の事で接点を持ったアベルさんに厳しくも優しく後押ししてもらう内に、
絵に対する気構えも技術も未熟な私をそれでも認めてくれて導いてもらう内に、

私はアベルさんにニースの影を重ねていたんだ。


61_20150128231050ac3.jpg
「うっ・・ひっ・・・」




62_20150128231043837.jpg



63_20150128231044c3f.jpg
「ん・・・?」


64_20150128231101d29.jpg
「あれは・・」




65_2015012823110348d.jpg
今でも私はニースとの事を忘れてはいない。それが分かってしまった。
何も変わっていない
自分の欲で周りを傷付けても平気な自分勝手な私から、何も成長していない・・・

「私は・・・・・最低・・・だ・・」


66_20150128231105fc8.jpg
「おいっ!!」


67_2015012823105998e.jpg
「お前!何やってんだよ?!」


68_20150128231100858.jpg
「おい!メロッ!!」


69_20150128231112941.jpg
「え・・・あ・・」


70_201501282311144bb.jpg
「グレン・・・さん・・」
「どうした?!具合でも悪いのかよ?!」


71_2015012823111572d.jpg
「こんな雨の中で何をやってんだ!馬鹿だとは思っていたがマジで馬鹿野郎だな!てめえはよっ!」 
「離して・・・離して下さい」
「あぁ?!」

どうして・・・
どうしていつもこんな時にグレンさんは・・・


72_20150128231117a0b.jpg
「離して・・!」

こんな私に優しくしないで
こんな私に   触らないで

NEXT→52





どうもです!閲覧ありがとうございました~(*´ω`*)

文章も既にできていてやる気もあったのですが、今回難度の高い自作ポーズ制作にやる気を削がれてましたwww
アベメロシーンとグレメロシーンのポーズ、・・・数も難度もしんどかったーーー!><
三日間Blenderと仲良くしてたぜよw
んでもって次回もしんどそうだぁ~~~~~(´∀`;)うへえうへえw
そして今、タイトルに悩む(毎回)深夜0時半。。。
タイトル付けるの毎回シンドイ(笑)

次回分の執筆も終わっているのですけどね、暫くBlender触りたくないとか思っちゃうんですけどね(w)、
でもそんな事を言わずになるべく早めの更新ができるように頑張ろうと思います~(´▽`)
なんか気になる所で終わってるのでね(笑)

そしていつもコメント・拍手をありがとうございます!
お話に反応を頂けると「よし続きやるかっ!」とやる気が出るのでとってもありがたいです~(*´∀`*)

では、また次回お会いいたしましょう!ありがとうございました!

(あれ・・・?冒頭のSS見返してたらガイとロンの担当が逆かwww(ま、まぁ・・気付かない振り(笑)
スポンサーサイト

テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

50.気付かない振り

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3  sims3  シムズ3ストーリー  アスモデウスの翼  
「俺は暫く自分で読みたい物があるから君も自由に過ごすといい。」 
「はぁ・・・」


1_20150114142136863.jpg
アベルさんに『着いて来い』と言われて連れて行かれたのは町の大きな図書館だった。


2_20150114142130472.jpg
「アベルさんは作家さんだものね。お仕事に使う何かの資料を探しに来たのかしら・・・」

本当に、アベルさんだってお仕事で忙しいだろうのに。
ちっとも成果のでない私の絵の事で煩わせてしまって申し訳なく思う。
私はいつも人に迷惑を掛けてばかりだなと、ここ最近情けなく思うばかりだ。

3_201501141421326f0.jpg
通路いっぱいに並ぶ本棚。その中に収められている色とりどりの蔵書達。なんて壮観。
まるで絵の色彩のようにその光景は私に美しく写った。
図書館なんだけれど、日常の中の僅かな隙間の異空間に入り込んだような感覚を覚えたりした。
ちょっと新鮮な感覚。


4_20150114142133e58.jpg
アベルさんは何冊かの本を黙々と読んでいるようだったので、私は絵画に関する本や画集を眺めつつ 数時間を過ごした。



5_20150114142135afd.jpg
「・・・あ、すまないな。つい入り込んでしまった。」
「いえ、私も心地いい時間を過ごせましたから。」


6_201501141421462a2.jpg
「そうか・・。図書館もなかなかいいだろう?」
「ええ。美しいと、感じました。」
「そうか。」



「では次は、もっと君の得意分野の方へ行ってみようか。」
「え?」




8_20150114142148cf0.jpg
次に連れられて行ったのは美術館だった。
私が絵を描く為に何か役に立つであろうと気を遣ってくれたのだろうか?
だとすると・・・やっぱり申し訳ないと感じてしまうのだけど・・・



「”絵画”と一言で言ってもだな、様々なジャンルがあるものだな。これは書物にも言える事だが。」


9_201501141421495d6.jpg
「ええそうですね。こうやって色んな作品を見るのは凄く刺激になるし勉強にもなります。」
「そうだな。我々のように物を生み出す者には刺激は大いに必要だな。」


10_20150114142151bd6.jpg
確かに、絵を描くには自分の中の表現したい物を思うように吐き出せばいいだけなのかもしれないけれど。
こうして様々な場所で様々な物を見て刺激を受ける事も凄く必要な事だと思う。
そしてそれはとても楽しい。


11_20150114142145962.jpg
いつか、私もこんな風に描いてみたい。

「メロさん」
「え?」


12_20150114142157414.jpg
「君、楽しいか?」


13_201501141421596d9.jpg
「・・・はい!楽しいです」 
それは逡巡する事なく出た言葉だった。


14_20150114142200340.jpg
「なら良かった。もう昼だ。食事にでも行こうか。」



15_20150114142202183.jpg

アベルさんとのそんな時間が増えていった  
そして、私の絵に対するやる気もそんな時間に比例して上がっていった。














16_20150114142203613.jpg
「・・・出掛けるの?メロ」 
「あ、うんジュールさん・・。」


17_201501141422171a2.jpg
「そっか、俺は午後から仕事で帰りは遅くなるから気をつけて帰っておいでな?」


18_20150114142211ca7.jpg
「うん。行ってきます。」




19_20150114142212b91.jpg
あれからジュールさんとの間に特に変わった事はない。
今すぐにジュールさんに応えられない現状で、一度は離れた方がいいのかとも思ったけれど・・・
それでもグレンさんは抜けてしまったけれど、”共に過ごした楽しい時”を捨てる勇気は私には無かった。

できる事なら今のままで。
私はジュールさんの優しい温もりに甘えているんだと思う。
いつまでもこのままがいいなんて言ってはいられないのは分かっている。


20_20150114142214903.jpg
分かっているけれど・・・


私は自分の行動の理由について、考えてしまえば重く押し潰されてしまう事を避けるかのように思考を放棄していた気がする。
今、目を向けるべきものから目を逸らしながら。
だからまだ、この時は気付いていなかったのかもしれない。いや、これも気付かない振りだったのか。
自分の中の想いについて・・・




21_20150114142215d66.jpg
メロはまたアベルって奴と会うんだろうな。 
それでも構わないさ。それでメロが楽しく絵を描けて毎日を過ごせるならば。
傍に居れたらそれでいい。俺はメロを見守ってあげるから。
俺の傍でメロが笑ってくれたらそれでいい。


22_20150114142225818.jpg
・・・いいんだ今は。








23_201501141422273f8.jpg
アベルさんとは色々な物を見に行った。
時に夕暮れの空の色合いをああでもないこうでもないと談義したりした。
美しい物を見たり感じたりして語り合う事は、お互いにとって創作の刺激になって心地良かった。


24_201501141422286b4.jpg
単純に楽しかった。
私にとってアベルさんと過ごす時間はとても有意義なものになっていった。






25_20150114142230962.jpg
「アベルさん、いつも色んな所を案内して頂いてありがとうございます。」
「いや、それで君の創作意欲が向上するなら俺も嬉しいよ。」


26_20150114142224f0d.jpg
「ええ、それはもう。見た物、体験した事が凄く刺激になって描きたい衝動に駆られる程ですよ。」 
「それは良かった。」


27_2015011414223846e.jpg
「見てごらん。こうしてグラスで溶けていく氷の姿を見ているだけでも気持ちに何かが湧いてこないか?
 この世界の全てが何かを生み出すインスピレーションで溢れていると思わないか、君は。」

「そう・・ですね。言われてみたら目に映る全てが何らかの感情を与えてくれているように思えてきます。
 それをアベルさんに教えて頂きました。本当に感謝しています。でも・・」


28_201501141422399da.jpg
「アベルさんにだってご自身のお仕事もおありでしょうし私なんかよりお忙しいのに・・・
 私の為にお時間を割いて頂くのが申し訳なくて。」

「何も君の為だけという訳ではないさ。実はちょうど俺自身が不調、スランプだったんだよ。書く事の。」
「そう・・・なんですか?!」


29_20150114142241d1f.jpg
「そう。何を書きたいのか書いたらいいのか分からなくなる事がたまにある。そういう時は町を歩いて
 色々見たり絵を描いたり写真を撮ったりして自分の探している物を見つけるのさ。そうした時間で君と出会っただろう?」
「ああ、あの時はそういう時間だったのですね・・・」

アベルさんとの出会い。町の行く先々で遭遇した件を思い出す。


30_20150114142242236.jpg
「だから今君をあちこち付き合わせているのもついでと言っちゃついでだから気にしなくていい。
 それで君の創作意欲が戻るならそれに越した事はないしな。他人と語り合う事は俺にとっても仕事に向かう糧になる。
 それに言っただろう」


「俺が君の絵の先生になってやると。」



31_201501141422448b1.jpg
「・・・・・!」





31++.jpg
『メロには才能があると思うよ。僕が絵の先生にもなってあげるよ。』



32_201501141423203fa.jpg
「師としては教え子に中途半端なままでいられては困るのでな。君がいっぱしの画家の卵辺りに
 成長するのに協力するのは吝かではないさ。」

ニース・・・


33_20150114142314e19.jpg
「あ、ありがとう・・・ございます・・」
「メロさん・・・どうかしたか?」


34_20150114142316dd2.jpg
「・・・・・・・」



35_20150114142317b87.jpg
「では、そろそろ帰ろうか。」
「はい。」





ドンッ
36_20150114142328054.jpg
「・・っと、失礼」



37_2015011414232947e.jpg
「あ、いやこっちこそ・・」
「あ・・・っ」


38_20150114142331c93.jpg
「グレンさんっ!・・・こんばん・・は・・・」
「お・・・」


39_20150114142332d68.jpg
「よぉ・・メロ。お前何やってんだよ。」
「な、何って・・・」 
「こんばんは~」

一緒に居る女性は前にお店に来た事のある同じバンドの?
グレンさんの彼女さんはもしかしてこの女性だったのかしら。


40_20150114142334141.jpg
「失礼。私はメロさんの知人でタナーといいます。メロさんのお知り合いですか。」
「あ、ああ。俺は・・・」


41_20150114142346c42.jpg
「アベルさん、こちらは私の知人のグレンさんです。それと・・・彼女さんですかね?」


42_20150114142348841.jpg
「そう!そうそうメロさんお店で会ったよね!グレンとお付き合いしているシュリで~す!」
「はい。覚えています。」


43_20150114142349a85.jpg
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
会話なんか続かない。
グレンさんは何だか初っ端から不機嫌で、気のせいでなければ私に対して喧嘩腰だし。


44_20150114142351876.jpg
「では私達は、これで。」
「じゃあグレンさん、また。」

「おいメロ」


45_20150114142352a66.jpg
「はい?」


46_2015011414240586b.jpg
「ジュールはどうしたんだよ。」
「どうとは・・・」


47_20150114142406587.jpg
「いや、何でもねぇよ。じゃあな。」
「え?はあ・・・」



48_20150114142408d63.jpg
「・・・・・」


49_201501141424095fa.jpg
「・・・・・」











50_20150114142403a90.jpg
「ねえグレン~、・・今夜は、今夜こそは泊っていこう・・・かな? なんて・・・」
「あ~・・?無理すんな。お子様シュリはまだそういう気にはなれないんだろ。」


51_2015011414242708d.jpg
「おっ、お子様じゃない・・・もん!そうだけど、そうじゃなくて・・・私だって・・・!」


52_2015011414242107b.jpg
「冗談だよ無理すんなって。別にそういうのが無けりゃ付き合ってらんねぇって程俺も青くねぇしな。
 意外だったけどな、お前のそういうウブな所も悪くはないと思うぜ?」
「グレン・・・!」


53_20150114142422f85.jpg
「~~~///// グレンのそういう大人な所がっ好きっ/////」
「じゃれるんじゃねぇ」


54_20150114142424a01.jpg
シュリとは付き合っているが体の関係はまだない。
別に自分から好きで付き合った訳ではないから俺は今はそれでも構わないと思っている。
こいつが思っていたより世間擦れしていない子供だった事も悪くはない。好感を持てる。

ただ、俺を好きだと言いつつシュリが俺にあっさりと身を任せられないのには理由があるんだろうと思う。
そいつに気付かない振りをして手を出してしまっていいのか俺は迷ってる。
・・・シュリの為っつうんじゃなく、そこに踏み込むのが俺が面倒だからという最低な理由でだ。

俺達はお互いに誤魔化しを抱えたままいつまで向き合っていけるんだろうな?


55_20150114142425a2c.jpg
「でもでもっ!そしたらグレン浮気しちゃわない?浮気するくらいなら私っ!」
「・・・・・」


56_20150114142438510.jpg
「くだらねぇ事言ってんじゃねぇよ、バカが。しねぇよ、そんなメンドクセエ事。」
「んんん!!」


57_20150114142434016.jpg
「でも良かったー!そんなグレンがすき~!!」
「だからじゃれるなっつの。」













58_2015011414243570b.jpg

気付くよりも前から私達はもうずっと、間違えた方向へ足を向けていて身動きが取れなくなっていたのかもしれない。

最初に動いたのは誰だったのか。
そして最初に気付くのは誰なのか。

考えてしまったら思考は堕ちていくだけ。
だから気付かない振りをする・・・


59_20150114142437a09.jpg

NEXT→51






閲覧ありがとうございました(*´∀`*)
今回は50話でした。結構長く続いてきましたね。ここまでお付き合い下さった読者の皆様本当にありがとうございます。

前回のあとがきで書いた「お話が結構動きますよ~」は今回の伏線めいた部分を経て(?)、次回以降ドーンと動きます!
やっと動き出した展開に書いてる本人も楽しくなっておりまして、次回話の執筆もう終わってま~す!
文章だけならここからはどんどん書けそうな勢いです
ただ、次回話はポーズ作りにちょっと気力と時間を要しそうです(´∀`;)
でも早くお話を進めたいので頑張ります~♪

それではまた次回を楽しみにして頂けたら嬉しいです(*^-^*)ありがとうございました!

テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

今年もよろしくお願いします!

Category: 雑記   Tagged: シムズ3  
1_201501060011075e0.jpg
もう・・・お正月も終わってしまってお正月らしい装いはスルーしちゃった本年ですが(汗)、
遅ればせながら「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」(*´∀`*)


2_20150106001108c96.jpg
久々のあた子さんからも・・・


3_201501060011103bc.jpg
ええ、何度でも。今年もよろしくね by mirumom



さて、新年一発目の記事としましては。
うちのめっちゃいるメンバーの中から選りすぐりのイケメン(???笑)に登場願おうかと。
イケメンっつうかお気に入り(???)というか???(自分でもめっちゃ疑問w)

4_20150106001111884.jpg
まずは渚クン。

5_20150106001106b4d.jpg
渚は昨年作った中で一番のお気に入りシムですの(*´∀`*) 顔が(笑)
短編の【Raindrop】。 『後日談やりま~す!』なんてわたくし申しておりましたが覚えておいででしょうか?
忘れていた訳でもやれなかった訳(手が回らず)でもないのですよぉ。
ちょっと文字が多めの趣向を変えた作品でしたので、続きの需要が無いかな?と思って控えました。実はw

【Raindrop】に関しては一旦満足した作品なので続編はまぁいいかな~とも思います。
でも渚はお気に入りシムなので、今後も別作品や何やらで使いたいと思います。のでので今後ともよろしくです♡


6_2015010600112391c.jpg
そしてルカクン!


7_201501060011243a1.jpg
言わずと知れた(?)私のお気に入りシム♡
何度も言いますが(w)、ルカは元キャラが好きなのは勿論の事、メイクやスキン等のCCが増えていく度に
納得行くまでマイナーチェンジするのに手間をかけたシムなのです
だから愛情も一番詰まってる子なのでぇ、可愛さも一入なのです(´▽`)

(かなり)暫くストーリーばかりで出番がありませんが、これからも大事にしていきたいです♡
(いっそ次回ストーリーで使うかw)



10_20150106001121236.jpg
はい。この辺りの方々もお久しぶりです(笑)
これまた何度も言いますが、左京兄さんの悪の首領(ry) ・・・ やるから!


11_20150106001132477.jpg
あっ!へいちょーーーー!!!


12_20150106001133d72.jpg
うちの兵長。お気に入りなんですけど出番ありませんね(´∀`;)

たまに過去の進撃記事に拍手を頂くんですよね。(ありがとうございます!)
「たまには進撃記事やって!」って事ですね?分かりました!(いや、そのw)
そういや「悪い」シム。にも拍手を頂いたり。「悪の首領どうなった?!」ですね?分かりました!(www)

いやいや(´▽`)←オイw いつになるかは未定ですが、↑そういう気持ちはあるって事をここに記しておきましょう♪



13_201501060011352ff.jpg
そして只今メインのストーリーのツートップメンズ!


14_20150106001136446.jpg
やはり今年はここ(アスモデウス)を片付けないとすっきりしない!
佳境佳境言いつつ、なかなか佳境に入らない作者をお許しくだされ~(^^;)
一話分のSSが溢れての、なかなか話は先へ進まんのじゃよぉ・・・_(´ཀ`」 ∠)_

ここまでモダモダジリジリしてきた分、もう暫く後には 「えー!きゃーー?!マジで~??!」
な展開にできるよう頑張る所存です。(言ったなw)
話半分で聞いといて下さい(笑)




15_20150106001130bf1.jpg
何だかよく分からない面子での新年のご挨拶となりましたが、
改めまして本年もよろしくお願いします~!(*^-^*)

※もう既に新年のご挨拶は頂いてる方もいらっしゃいますので、改めてのご挨拶のお気遣いは不要です^^
 ありがとうございました!


テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

« »

01 2015
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ
キャラ投票(ストーリー)
Welcome

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。