mirumom シムズ3

シムズ3での自作ポーズによるストーリー創作とプレイレビュー・ポーズ配布等

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4.グレン①

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3ストーリー  
※グレンの回、2回に分けています




t (14)



世の中に   金で買えないものなんて

       あるのかよ









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俺の親父はギタリストだった


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とは言っても、町のバーなんかでたまに依頼されて仲間と一緒に演奏する程度のしがないギター弾きだ



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だけど、俺は親父の弾くギターが好きだった
幼い頃から耳に馴染んだその音色は、俺の心を弾ませ安らかにしてくれたんだ


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ある意味趣味の世界で生きている親父が稼ぐ金なんて僅かで、俺の家は日々の暮らしが精一杯だった



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体の弱いお袋だったが、そんな生活の中でも幸せそうだった
もちろん俺も親父も幸せを感じていたんだ




あの夜までは





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俺の家族は、観光で潤うこの町の働き手達が暮らすエリアの一角に小さな家に住んでいた
親父の稼ぎでなんとか借りられる位の小さな家だ


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「雨・・・強くなってきたね。」
「ええ、・・・お父さん帰って来るのに濡れちゃうわね・・・」


その夜は強い雨が窓ガラスを叩いていた
俺にはそれが何故か無性に不安でならなかったんだ


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「た、大変だ!!!」

親父の演奏仲間のジグトが駆け込んできた


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「・・はぁはぁ・・・!マルクが・・・マルクが車に跳ねられたっ!」


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「はっ?!何言ってんだよシグト!嘘だろ?!」

「嘘・・・なんて言うかよ!病院へ運ばれたが・・・もう息が・・・・・」



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「ふざけんなっ!!!そんな事信じられる訳ないだろっ!!!」
「・・・グレン・・・・・」



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そんな話   信じられるかよ・・・・・




親父










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あっけない程に、親父はこの世から居なくなった

そしてあっけなく葬儀の日を迎えた



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親父の演奏仲間とその家族達が親父の見送りに集まってくれた



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皆、親父の冥福の為に神に祈っているのか・・・?



親父を死なせた神に     何を祈ればいいというのか

俺には解らない。。。。。



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体の弱いお袋とガキの俺に、どうやってこれから生きて行けと神は言うのか?



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親父・・・・・ 俺はどうしたらいいんだよ



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泣くつもりなんてなかった

それでも勝手に流れた涙はきっと・・・悲しみではなく、神への怒りだったのかもしれない
残されたお袋の事が心配で、墓の中の親父と対峙するところまでは気持ちがついていかなかったから


俺は親父の葬儀で親父の為に泣く事はしなかった






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家に戻り、親父の形見になったギターを握った



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いつか・・・親父に譲ってもらうのが夢だった
そしていつか俺も親父のようにギター弾きになりたいとどこかでずっと思っていた


俺には滅多に触れさせてくれなかったこのギターを弾いた時、
初めて親父の為に涙を流した




そして俺は、その時を最期にギターを弾くのをやめた






体の弱かったお袋だが、親父が亡くなって俺との生活の為に働かざるを得なかった
俺も学校を辞めて働くと言ったのだが、「高校だけは出ておけ」と
いつもは温和なお袋が決して中退するのを認めなかった


体の弱いお袋が、過労と心労で倒れて死んでしまうまでに
・・・・・そう時間は掛からなかった

倒れたお袋を病院へ連れて行ってやる金なんて





      何処にも無かった










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俺は親父の仲間達に助けられながら、お袋の言った通り高校だけはなんとか卒業して
今はこの町のショーパグで働いている



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家は持たない 働いて・・・働いて金を得るだけだ
この世に金程に信用できる物なんてあるか?

愛があったって夢があったって、金が無ければそんな物に何の価値も無い


俺は神にそう教わった



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「グレン、そろそろショーを始めるわよ。」

「マスター、了解。」


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この店に集まる客の殆どが、この店で催されるバンドのショーやダンスショーを目当てに通っている



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その中でも一番人気を博しているのが”ポールダンスショー”だ



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この店の看板ダンサーのアニス



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男客の殆どが彼女を目当てに店に来る



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「やっぱアニスは最高だよな~」

「ああ、アニスのショーを見るのが一日の疲れを癒す最高のご褒美だな。」



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アニスは『魅せ方』もよく解ってるし、『観られる』事に快楽を感じる女だ



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「ちょっとぉグレン~、今日もまたアニスったらあんたの事を見ながら踊ってるわよぉ~」



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「は?何言ってんすかマスター。」
「んもぅ、とぼけちゃって!あんた達ができてる事くらい知ってんのよ!
 しょっちゅうアニスのうちに泊まりに行ってるでしょう?」


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「・・・ああ、俺家無いんで・・・」
「何さ、泊めてもらうのが目的だっての?だったらアタシんちにいくらでも泊めてあげるわよぉ!」



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「・・・・・いや、マジでそれだけは遠慮しときます。俺、そっちの趣味は無いんで。」

「・・・いけずな男ね・・・」


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確かに家を持たない俺はアニスのうちによく泊めてもらう
だがそれはアニスに限った事じゃない
マスターのような男は勘弁だが、誘ってくる女は別に困るもんじゃない



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あいつは確かに俺を見ている
だがあいつだって俺と同じで何も俺に執着している訳ではない



あいつの場合は俗にいう「SEX依存症」のようなものだろう
相手は選ぶようだがあいつの部屋に行く男は俺だけじゃないのも知っている




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「マスターお疲れ~。あれ?グレンは?」
「グレンはもう上がったわよ。今日は体調が優れないんですって!
 あんたも今日はグレンに構わないでさっさと帰りなさい。ヤってばっかりいたら腰痛めるわよ!」



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「ふん。日頃から鍛えてるから大丈夫なのよ。それに腰鍛えた方がダンスにもいいじゃな~い?」
「まったく・・・この娘は・・・!アタシにもちょっとお裾分けしなさいよねっ!」
「あはははは!」

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テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

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