mirumom シムズ3

シムズ3での自作ポーズによるストーリー創作とプレイレビュー・ポーズ配布等

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12.深夜

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3ストーリー  
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「この店でいいだろう?」
「ん・・ああ、何処でもいいよ。」

町中心部の深夜営業の店は柄の悪い奴らが入り浸る事も多く、面倒に巻き込まれる事も少なくないので
今回は少し離れた落ち着いた店まで足を伸ばした。


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「駆けつけ三杯ってね・・・」

男同士で飲むのも久しぶりだな・・・


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「お前さ・・・うちの店でもそんなんばっか飲んでっけど、甘くねぇのかよ。」
「あ~・・・?」


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「何、あんたは甘い酒はダメなの?」
「俺は・・・苦手だね。何で酒が甘くなきゃなんねぇんだよ。」


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「俺は飲めりゃ何でもいいけど。まあ・・・あんたはそんなだと思ったけどね。」



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「なんだよ・・・そんなっつうのはよ。」



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「酒はドライだろ。ヘビースモーカーで態度はクール。好きな音楽はロック。女には不自由してない。」
「・・・・・おい」
「更に言うならあんた他人には踏み込ませない絶対領域を持っていて、自分を曝け出すのが嫌なんだ。
 自分の事に係わるなオーラが出てんだよ。」


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「・・・お前・・占い師かよ。」
「あれ?図星だった?今のはあくまで表面的なイメージなんだけどね。はは・・・」

なんだよこいつ。俺ってそんなに判りやすいやつなのかと思うと腹が立つ。


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「・・・ま、そんなもんかもな。別に否定したい部分がある訳でなし・・・」

言われてみれば俺なんてそんなもんかもな。
自分を曝け出すのが嫌だとか意識してる訳ではないが、”絶対領域”・・・か・・・。


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「俺の事はそれでいいとしてジュール、お前はどうなんだよ!お前の事何にも知らねえぞ。
 お前、仕事とか何してんだよ。お前も『俺には係わるな』系か?」


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「俺?・・・俺は別に・・・構わないよ。興味があるならね・・・」


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「俺はまあ気楽な暮らししてるよ。『仕事』は『販売系』とでもいうのかねぇ・・・」


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「販売・・・?何を売ってんだよ。・・・ヤバいブツでも扱ってんのか?」

こいつの雰囲気から、『普通じゃない』であろう事は察しがついた。


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「『俺』だよ。商品は俺自身。俺を欲しい奴に俺を売ってやってんの。」



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「男娼・・・。」



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「何?やっぱそういうの聞いちゃったら抵抗ある?この町じゃたいして珍しくも無いだろ。」



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「別に。 いいんじゃねえの?何を使って稼ごうが金は金だ。ある意味すげえと思うぜ。
 ”身を粉にして働く”。正にそういうこったろうよ・・・。」
 
俺は”身を粉にして働く”を選ばなかった部類だが、こいつのしている事を否定するつもりはない。


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「”身を粉にして働く”?・・・そんなつもりは無い・・・けどな。」

なんだよその反応は。こいつはやっぱり『何か違う』と俺はその時思った。


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「俺は欲しい物を手に入れる為に、使える物を最大限に使うってだけだよ。さっきは仕事なんて言ったけど、
 仕事じゃねえよ。欲しい物を手に入れる為の手段だよ。・・・俺は、欲しい物は絶対手に入れるんだ!」

男娼なのを変に肯定されて俺はむきになったのか、普段はこんな事を他人に言ったりしないのに
つい熱くなってしまった。
こいつはやっぱりどこか・・・変だ。


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「・・・・・俺も似たようなもんだよ・・・。」

根底は似たような部分も感じながら、俺なんかより自分に正直で、それでいて危うい部分を持ち合わせていそうな
ジュールに、俺は不思議な親近感とある種の興味と畏怖の念をも感じていた。


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「あんたも体売ってんの?」
「いや、俺はただ泊まる所を・・・・・・・・
「なんだ、あんたジゴロかよ。」
「はぁ?!そうじゃねえだろ俺は・・・・・・・








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「たたいま・・・」

まだ慣れないこの家に帰ると、誰も居ないけどつい声を出して怖さを払いのけようとしてしまう。


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「う・・・ん。どうしようかな・・・。」


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明日からのお休み。やっと少し使えるお金も溜まってきたし、もう少し快適に暮らせるように
色々買い揃えたいな・・・。

「それ位の散財・・・いいよね?」

グレンさんにタクシー通勤の事を言われてから、自分の金銭感覚のおかしさに少しは気を付ける様には
しているんだけど・・・どうにも自信が無い。


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「これも・・・・・どうにかしたいしなぁ~・・・」



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「ここも・・・・・」


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「もう少しどうにかしたいなぁ・・・」

贅沢は言わないけれど、もう少し・・・。でもこれが当たり前なのかな?
こう考えてると、自分が実家でどんなに恵まれた環境で暮らしていたのか身にしみる。

・・・・・今の私には戻る事はできないけれど・・・。


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「あ!明日の朝食も昼食も何も材料の買い置きが無かったわ・・・。どうしようかな・・・。」

こんな時間に外に出るのは気が引けるけど、歩いてすぐの所にある深夜営業のストアが在ったのを思い出す。
あそこなら徒歩で5分だし、行ってこようか。



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「この辺は・・・治安もいいって話だから・・・大丈夫よね。」



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「今夜は・・・星が沢山。」


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この星空は故郷の空と繋がっている・・・・・
一人の時に見る空や海からは、どうしても故郷の事を思い出させられる。

私の『置いてきた過去』は今一体どうしているのか・・・。
立ち止まらない為に考えないようにしているけれど、それもいつまで続けられるのか。
今の私には判らない・・・・・





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「良かった・・・何もなくて・・・。ちょっと怖かったから・・・」

「お嬢さん。」


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「?・・・え・・・・・」

突然声を掛けられて、胸が早鐘を打った。
こんな時間に自宅前で声を掛ける人物なんて・・・・・普通じゃない!


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「ああっ!やっとあなたとお話ができた!ずっと・・・あなたとこうして話がしたかった!!!」

「え・・・あ、あの・・・」

どうしよう!

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「僕の事をもっと知ってもらいたい!知りたいでしょう?!どうぞ中に入れて下さいよ!
 あなたの事は良く知っています!どれ程あなたとこうしてお会いしたかったか!」

「や、・・・あのごめんなさい!こんな時間ですし・・・お引取りください・・・」


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「え?!そんな事言わないでよ!僕のあなたへの想いを解って欲しいよ!メロさん!」

どうしよう!どうしよう!
この人絶対普通じゃない!何で名前まで知ってるの?!


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「・・・突然で驚かれたでしょう・・・けど、僕はずっとあなたを見ていた。でももう見ているだけでは
 苦しいんだ!もっとあなたを知りたい!僕の事も知ってもらいたい!」
「・・・お帰り下さい。」

いけない・・・!このままこうして話していてはいけない!
怖い!!!でもどうすればいいの?!


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「何故そんなつれない事を・・・。僕の想いを受け入れて・・・!」
「きゃ!何するんですか!!!やめて~~~~~!」


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「メロさんは僕と結ばれる運命なんだよ!さあ僕の熱い想いを受け入れて!」

「きゃああああ!」


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「・・・そんなに・・照れなくてもいいじゃないか。そんなところも可愛い人だな・・・。」

「や!・・・来ないで!!!」


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「愛してるんだメロ!!!この想いを君に今解らせてあげるよ!!!」

「いや~~~!!!やめて~~~~~~~!!!!!」

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テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

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