mirumom シムズ3

シムズ3での自作ポーズによるストーリー創作とプレイレビュー・ポーズ配布等

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16.買い物

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3ストーリー  
町の大きな広場で開催されているフリーマーケットに足を運んだ3人・・・


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「・・・何が必要かね。」
自分で話を進めといてなんだが、急な"住まい"の存在に俺自身何が必要なのかよく判らなかった。



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「そうね・・・、取りあえず寝床は必要だよな。お、丁度良さそうなベッド売ってるじゃん。」
中古も中古、錆付いたフレームのお粗末なベッドだったが、いつまでその『シェアハウス』が続くのかも
判らない現状ではこれで充分だろう。


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「おっちゃん、そこのベッド幾らよ?・・・ああ買うぜ自宅まで運んでくれんだろ?すぐそこだし。」
「あ~、明日の店仕舞いの後ならいいがね。毎度あり。」



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「・・・色んな物を売ってるんですね・・・。みんな使用済みの中古品なんですか?」
「・・・あんたフリマは初めてか?使用済みっつうかリサイクルって思えば湧くかねえだろ?
 新しくないだけで、驚くほど安く手に入るんだぜ何でも。」

こういう所に来たのは初めて。
色んな人が色んな品物の中古品を売り買いしてる・・・。
私は本当に知らない事が多かったのだと改めて感じ、新しい体験の連続に戸惑いつつも楽しんでいた。


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「そういや服も持ってきてねえな・・・。取りあえず適当に買ってくか。ジュール手持ちがねえから貸しとけよ。」
「あ~・・・まあいいけど・・・。俺も家戻んないと服ねえや。」



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「そういやあんたさ・・・。やけに高そうな身なりしてっけどいつも。なんかあれだよな?
 あんな家に住んでる人とは思えないっつうか・・・実は金持ちだったりする?」

このねえちゃんには何か引っ掛かるものを感じる。あの店の雑用もだし、あんな家に一人で住むような
女には見えねえんだよな・・・。


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「・・・っ!いえ・・・お金なんて無い・・・です。服は以前住んでた所から持ってきた物なだけで
 今は身の回りの物を少しずつ揃えるのが精一杯で・・・。」

実家から持ってきた服しか無いけど・・・何かおかしいのかしら?
ちょっと回りの方を見て真似してみた方がいいのかな・・・。

「ふうん・・・ そう。」


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「お!なんか面白そうなもん売ってるぜ。」


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「おいグレン!ちょっと来いよ~!」

あ・・・可愛い・・・


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「素敵なオルゴールですね・・・。音色、聞いてみてもいいですか?」
「ええどうぞ!年代物なんですよ。」

オルゴールの音色にしばし心を癒された。これくらい買ってもいいかな?



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「・・・なんだよ。」
「見ろよ、なかなかカッコいいギター売ってるぜ!なんなら俺が買ってやるから弾いてくれよ!」
「あ・・・私もグレンさんのギターまた聴きたいです。」

「またその話かよ・・・・・。」



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「俺は・・・ギターはいらねえんだよ。お前ら俺に期待すんな。」


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「グレンさん・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」

グレンのギターは最高だった。なのにこいつはギターの話に顔を曇らせる。
俺は他人の事なんてどうでも良かった。なのにグレンとグレンのギターだけには何故か執着したくなる。
何故なのか、薄っすら判ってはいる・・・


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「そんな事よりよ、粗方見て周ったしちっと一息入れようぜ。」
「あ~、了解。」







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「ねえアベル、せっかく来たのに本読んでばっかりって・・・一体何?」
「・・・お前が勝手について来たんだろう。俺は本を買いに来たんだ。本を読んで何が悪い。」





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「まぁあれだよな、とりあえず当座必要な物は買えたんじゃねえの?」



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「そうだな。着るもんと寝床がありゃあ住むに事欠かねえな。しかしだ・・・足が要る!」
「足・・・?」


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「メロは自転車を買ったようだからいい。俺は店までのあの距離をどうにかしなければならない。」
「あ・・・じゃあグレンさんも自転し「ありえねえ!」

「・・・勝手にしなよ」


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「!・・・マスター!」


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「あら!あんた達こんな所で何してんのよ・・・・・」


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「って!グレン!何であんた達がメロと一緒に居るのよっ!まさかあんたアタシの言った事忘れた訳じゃ・・」
「言った事?・・・ああ何か言ってたな。別にマスターが心配するような事は何もしてねえよ。」


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「ちょっとメロ!あんたみたいな子がこんな何処の馬の骨か分からないような怪しい奴らと一緒に居ちゃ
 ダメなのよっ!解ってるのっ?!」

「・・・そりゃまたあまりの言いようだな?!」
「俺ら怪しく無いよ?」


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「でも・・・昨夜私が危ない目に遭っていた所を助けて下さったんです。お二人が居なかったら私・・・
 どんな事になっていたか・・・」
「そうそう俺らメロを助けてやったんだぜ?それでメロを守る為に『シェアハウス』する事になったってわけ。」

「なっ ・・・なんですって?!」

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「っいくら助けてもらったからって・・・こんな危ない奴らと一緒に住むなんてメロ!正気なの?!」
「マスター、幾ら何でもそりゃ言い過ぎだろよ。俺の事昔から知ってんだろ。」
「だから心配なのよっ!バカッ!」

「でも・・・お二人とも悪い方ではないと思います。マスターもグレンさんがそんな方じゃないって
 ご存知でしょう?」
「それは・・・そうだけど・・・」
「それに」


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「私もう・・・あの家で一人で暮らすのは・・怖くて無理です・・・。かと言っていく当てもありませんし
 この町で・・・なんとか頑張らないと・・・」

「メロ・・・・・」
この子、確実に何か訳ありね。
どう見ても世間知らずのお嬢さんなのに何故一人でこんな暮らしをしてるのかしら・・・
いずれこの子の話をじっくり聞かなきゃならないわね。


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「ほらさ、メロもこう言ってんだからもういいじゃねえか。はっきり言っとくけどさ、俺らメロに何か
 しようなんて全く思ってねえぜ?俺がそう言ったらそれは事実だってマスター分かるだろ?」

「それは・・・そうだけど・・・」
「そうだよ、俺ら悪い事しないぜ?信用してよ。」


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「なんかあんたが一番信用できない気がするのよねっ!」
「え?なんで?」





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「おいエリス、暗くなってきたからそろそろ帰るぞ。」


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何よ。結局アベルの本を探しに来ただけじゃない。・・・デートのつもりだったのに・・・

「・・・アベルのバカ」

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「分かったわよ!その代わり、うちまで送ってよね。夜道を女の子一人で歩かせるほど君は非道じゃないよね?」


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「・・・まったく、分かった。送るから帰るぞ。 だから着いて来るなと言ったのに・・・。」





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「分かったわメロ。確かにこの町であんたのような子が一人で暮らすのはかえって危険かもしれないわね。
 さっきはああ言ったけど、グレンは悪い子じゃないの。あんたがそれを分かってくれてて嬉しいわ。
 でも、もし何かあったらアタシがこいつらただじゃ置かないから安心しなさい?」

「マスター・・・ありがとうございます。」
マスターは本当に私に良くしてくれる。マスターのような人に出会えただけでも、この町に来て良かったと
思えるくらいに。そしてグレンさんの事も大切に思っている事が分かる。だから私も安心できたのだ。


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「って事だから、あんたちゃんとメロの事守ってやんなさいよっ!変な気起こしたら・・・」
「分かってるよっ!!!そうだ!マスター、あれどうした?」
「何よあれって?」


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「前にいらなくなったバイクくれるって言ってたろ?メロんち店から遠いからまだあるなら貰いてえんだけど」
「バイク・・・?」


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「ああ、あれね。丁度今回の改装作業に乗じて廃棄しちゃおうと思ってたわよ。まああんなボロだけど
 乗れる事は乗れるから要るなら持ってっていいわよ!」


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「助かる、マスターサンキューな。」
「ふふ。いいのよ。・・・驚いたけど、あんたが根無し草を止めるっていうのはアタシも嬉しいわ。」


この子の父親だった友人のマルクが亡くなってから、陰ながらこの子を見守ってきたけど・・・
誰かと依存し合って心を開くのを見た事はない。
もしかすると・・・メロと居る事でこの子の心の欠片を埋める事ができるかもしれない。
そして何か訳がありそうなメロ自身も。


・・・アタシはこの時そう思ったの。


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「とりあえず今夜はまた二階のマットを借りて寝るわ。」

「え?ああ・・・はいすみません。」



こうして、少しずつ私達の生活は動き出した。


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テーマ : The Sims3    ジャンル : ゲーム

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