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mirumom シムズ3

シムズ3での自作ポーズによるストーリー創作とプレイレビュー・ポーズ配布等

65.アスモデウスの夜②

Category: ストーリー > アスモデウスの翼   Tagged: シムズ3  sims3  シムズ3ストーリー  アスモデウスの翼  
あの時・・・


母さんとの電話で衝撃の事実を告げられた後俺は、直ぐにメロの元へ戻らずにグレンに電話をかけた。

俺自身が受け止められない事態を、グレンにぶつけて判断を委ねたい思いもあったのかもしれない。
或いはこれからどんな選択をしようとも、その事の正当性を自分の中で創り上げるだけの
言い訳・暴走染みた決意を確認したかったのかもしれない。

いずれにせよ、その相手としてグレン以外浮かばなかったから。



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『メロとお前が・・・姉弟?!』



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「・・・・・」



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「なあグレン。俺、メロが姉だと知っても愛する気持ちも手に入れたい気持ちも変わらないよ。
 今ならここでこの事実を知ってるのは俺だけ。・・・いいよな?俺、メロを俺にものにしちゃっても」


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『っお前!待てよ、バカ野郎!いきなりそんな話っ!ちょっと待てって、』



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「待てって?今じゃなきゃダメだろ?みんなに、メロに知られる前にメロを俺のものにしなきゃさ、」



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「だって、知らなきゃそんな事実は誰にとってもなんて事はない事だっただろ?
 だったら知らなかったって事でいいじゃん?お前も黙っててくれるよな?それがメロの為になるんだし。」



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『ジュ・・・お前冷静になれ。俺もそんな話いきなりで驚いたが・・投げやりになっていい話じゃねぇだろ?!
 そりゃお前も辛いだろうがどうしたって諦めなきゃならねぇって話だろうが!?』



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「なんで・・・・・なんでだよ。 なんで諦めなきゃなんねーんだよ・ 俺がっ、
 やっと見つけたどうしても欲しいものなのに・・・」



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『そんなにっ・・・!そんなに俺は罪深い事をしたっていうのかよ?!嫌だよ諦めるなんてっ!
 やっとメロも俺を受け入れてくれたって言うのに!嫌だ・・嫌だよっ!』

「ジュール・・・」


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「無理なんだよ・・・メロなしでこれから生きていくなんて。想像もしたくない。
 だから俺はメロを手に入れる。メロだってきっと受け入れてくれるよ。一緒に罪を背負ってくれる」


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『・・・・・ジュール、じゃあ何で俺に電話してきた。 
 それに・・お前はそんな事をできる男じゃないだろう?』



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「・・・・・・・・」




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「まったく・・・・・、お前はつくづく俺に甘い男だな。買い被り過ぎで泣けちゃうよ。」
『おいジュール』



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「グレン、俺はこれからメロを抱く。俺のものにするよ。 冗談じゃなくて本気だ。そうするしかないんだもう。
 ・・・これを聞いてお前はどう思う?どうする?」



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「お前の事だから、「ジュールにもメロにもそんな事はさせられない」とか言うんだろうな。
 俺の犯そうとしている罪は近親相姦だからな。」



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「だったら止めに来ればいい。間に合えばメロを地獄行きから救えるかもな?」
『お前・・・・・』



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『なんでそんな事を俺に言う』

「さあ・・・そうだな、お前も俺にとってはメロとはまた違った部分で大事な・・友達だから・・・かな。
 俺を止めたきゃその権利くらいはやるよ。」

『また俺を試すのかよ』

「かもな。・・・自分でもよく分かんないや。色々いっぱいいっぱいだよ。」


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「・・・・・・・・・けど言った通り俺は本気だから。
 今の俺に綺麗ごと言ってる余裕はマジでないよ。地獄行きも覚悟の上。お前を待つつもりはないよ。
 自分を止められない。お前が間に合わなかったら・・・まあ残念だったと諦めてくれよな。」



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「・・・・・・・・・・もう自分じゃ止めれないんだよグレン。だって、さっきまで俺ら幸せな恋人同士だったんだぜ?
 それを急に姉弟だったなんて言われたって受け入れられるかよ!?」


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「頼むよ・・・・・・・止めてくれよ、グレン。お前に頼むしかないんだよ。
 自分じゃもう・・・・無理だよ俺・・・」



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『ジュール・・・』



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「・・くっ・・・うぅ・・・」


その時の俺は、グレンを煽る事で自らの暴挙を止めて欲しかったのか、
それとも『グレンが間に合わなかったら』 と、敢えて条件を示す事で、
メロを道連れに堕ちてしまう事の免罪符を求めていたのか。

どっちだったのかは判らないし、今となってはもう・・どっちでも・・・



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「で、・・・俺は間に合ったのかよ」



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「グレン、その前に聞きたい事がある」

「何だよ」


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「巻き込んで悪いとも思わないでもないけどさ、お前自分の方の身辺けじめ付いてんの?
 メロをここでお前に預けて大丈夫なんだろうな?」

「・・問題ない」


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「そっか・・・ありがとな、グレン」



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「・・・・・」



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「そんじゃグレン君よぉ、せっかく来てくれたんだし? 俺の・・・悲しい恋の結末を聞いてくれよ・・・」



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「・・・・・仕方ねぇな」
「ははっ・・・」











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「結局さ、俺には愛する人を傷つけて地獄に道連れなんてできなかったって事だよ。」



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「俺ってこう見えて純情なんだからさ・・・」



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「当たり前だ。そんな事は俺がさせねぇ」



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「っ・・・」



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「お~~~!流石カッコイイねぇグレン君はよぉ・・・」
「・・それに言ったろ、お前は」


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「そんな事をするような男じゃねぇよ」



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「ほんと、お前って・・カッコいい男だよね・・・・・」



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グレン。
お前は本当にいつだって嫌味なくらいカッコいい。
そんなお前に俺はいつだって憧れて、嫉妬なんか通り越して好きだなって思わされる。



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「お前・・これからどうすんだよ」



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「そおねぇ・・・暫く一人にないりたいってとこかね・・ここは。
 ちょっと旅にでも出るからグレン、メロの事頼むぜ。連れて帰ってやってよ。」


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「お前、・・・ちゃんと戻ってくるのか?」

「傷心の俺を急かすなよなぁ・・・。
 けど戻るさ。全部を受け入れられたら必ず戻るよ。・・・待っててくれよ。」


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「・・・分かった」



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バンッ

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「メロ」




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「は、はぁはぁ・・・・・!グ、グレンさん!? どうしてここに!?」



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「っ・・・ジュ、ジュールは?ジュールは何処!?」




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「落ち着けメロ」
「だって・・・! ジュールがいないっ!今、ジュールがいなくなっちゃうなんてっ!ど、どうしたら」



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「俺をここへ呼んだのはあいつだ。そんであいつは暫く一人で旅に出ると言ってた。」
「た・・旅・・・?そんな・・・そんなっ、まさかそのまま帰って・・・」



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「必ず帰ると言ってた」
「で、でもっ」

「しばらく・・・一人にしてやれ」
「・・・そう・・・ですか。え、ええ・・・そう・・・そうね・・・・・」


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「グレンさん・・・私とジュールの事、聞いたんですか?」
「・・・ああ」



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「そう・・・・・」



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「私、今回の帰省を切っ掛けに、いつもどんな時でも傍にいて優しく包んで守ってくれる
 ジュールと共に歩いていこう・・・って決めてたんです。」



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「ジュールがどれほど私を愛してくれたか、そして私にもジュールが必要だって気付いたから・・・。
 穏やかに優しく描く、そういう幸せな未来もあるんだって・・・」



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ねぇジュール・・・
あなた気付いてた?


あなたは出会った時からずっと、どこか一歩引いた冷めた眼をして笑ってた

私の事を好きだと言ってくれるようになってからも、その眼は温かくなりはしたけれど
笑顔はやっぱりどこか寂し気で諦めを含んだものだったのよ?


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私は・・・あなたの愛を受け取って、あなたに愛を返したかった
あなたの心からの笑顔を見たかったの

心から幸せだって思って笑って欲しかった
私がその笑顔をあなたにあげたかったのに・・・!

それなのに・・・一人行ってしまうなんて


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「私、ジュールと二人、穏やかに凄く幸せに生きていけるんじゃないかって思って」

置いていかれた私は、こんなにも胸が苦しいわ・・・

「思ったのに・・・ねぇ?グレンさん」


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「思ったのに、・・・・・人生って・・っ・・・なかなか上手くいかないものですねっ」



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「・・そうだな」



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ごめんね、ジュール
ごめんなさい・・・・・
心からの笑顔をあなたにあげられなかった

「メロ」


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「お前ジュールの事本気で好きだったか?一人の男としてのあいつを」



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「グレンさん」



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「私・・ジュールの事、好きだったわ。今でも・・・今でも好きよ」



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「そうか」
「ええ、そうよ」



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「私は彼に愛を誓っていたの、二人で ・・生きてくつもりだった・・・!」
「ああ。なら、」



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「・・ならあいつも少しは幸せな時間にいられたんだな。一時でも想いは報われた。」




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「・・・・・・・・・・っ」




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「・・・っう・・ううぅ・・」




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「メロ・・・」




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「ジュールは・・・大丈夫かな?ねえグレンさん」


ジュール、今あなたは何処へ向かっているの?
私をグレンさんに預けて、
あなたは一人行ってしまって・・・・・

あなたの心は大丈夫なの?



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「ああ、・・・・・あいつなら・・・」

ジュール、お前こそが今こうして泣いてるメロを慰めてやりたかったよな
メロに触れて言葉を尽くして
本当なら当然のようにそうできていた未来をお前は掴んでいたのに・・・



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己の周りの世界と境遇を勝手に恨んで冷めた気持ちで投げやりに生きていた俺
そんな中で出会ったジュールも薄暗い世界で冷めた目をして生きていた

だけどそんなジュールが共に過ごす中で、俺をもメロをも光のある未来を歩む道へ導いてくれた
あいつの友情と愛情がなかったら今の俺たちは居なかっただろう
あいつはいい奴だ
冷めた瞳の奥底に、本当は誰よりも温かい純粋な気持ちを持った奴なんだ
だから


だからあいつには・・・
あんなにも欲しがっていたメロという希望を手に入れて幸せになって欲しかった

同じくメロに惹かれた俺でさえそう思えるくらいにあいつの幸せを願ってた

なのに、それすらも間違いだったというのかよ


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「あいつなら、大丈夫だって・・・思いてえよ」







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運命というのは何故こうも人の邪魔をするのだろう
神の与える試練か罰か、はたまた悪魔の悪戯なのか


メロが感じたジュールへの愛が本物ではなかったという事なのか
俺が二人の為だと自分を抑えたのが欺瞞でしかなかったという事なのか


こうなったのは、俺達が"愛"に対して罪を犯し続けた報いだと思えというのか
そんなにも俺達の"愛"はあんたのお気に召さなかったのか?

・・・なぁ、神様

無力な俺達は、どうやってあんたからの許しを得ればいい
悪魔の戯れから逃げればいい


こんなにも打ちのめされて・・・
どうやって再び立ち上がれっていうんだよ







65話①②と、閲覧ありがとうございました(´▽`)
とうとう57話のフラグを回収する回に辿り着きました。
65話に関しては語りたい事が多々ありますが、ラストまであと少しなので本編完結後まで我慢しますぅ

わたくし、以降8月中は多忙になりますので、アスモデウスの続きは早くて9月後半か10月の更新となると思います。
合間に他記事の更新はもしかしたらするかもですが、未定です。

目下猛暑がやってきてるようですので、コロナ対策に合わせて熱中症対策等にも気を付けて夏をお過ごし下さいませ。


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Comments

先程65話①の方にコメントしました。見るか迷ったんですがすぐに読んじゃいました(笑)
さっきはとにかく辛すぎる内容でしたが、こちらを読んで二人の友情に少し心が安らぎました。
戻ってくるって言ってたので数年後またメロのところに戻ってきて3人で平和に過ごせる日が来ることを祈ってます。

更新いつまでも待っていますので、いつでも大丈夫です!
Re: タイトルなし
まいさん、こちらの方へもコメントりがとうございます^^
こちらも読んで下さって良かった(笑)

このお話は当初は『友情と成長』がメインテーマでしたので、そこを頼りに今後のジュールとメロの
救いを描けたらと思います。
もう予定している残り話数も少ないので、そう遠くない先に3人の未来をお見せできると思います。

>更新いつまでも待っていますので、いつでも大丈夫です!
こんな事を言うと作者が甘えるのでお気を付けください(笑)
いやいや冗談です(^∀^)
ちょっと私生活で忙しく予定より更新が遅れていますが、年内には一話上げれたらと思っています。

正直このお話。途中お休みが長くなって忘れられてしまったであろう感が否めなく、
やる気の面でモチベーションが上がらない部分はあります。
が、まいさんのように以前から読んで下さってる方が待っていて下さったり思い出して下さったり、
それをお聞きするとめっちゃやる気出ます!
コメントを頂けて本当に嬉しかったです(*´∀`*)
引き続き、アスモデウスの翼にお付き合い頂けたら幸いです♡
ありがとうございました!
読んできましたよー!最初から!いやー面白かった。アベルとエリスとかそういえばいたなーって思い出しましたよ。

勝手に読者の結末予測をさせてくださーい(・∀・)

メロは過去と向き合うことで、グレンは他人と心から向き合うことで、ジュールは本当に手に入れたいものを見つけたことで、それぞれの抱えた足枷を外すことができたのに、ジュールだけ本当に手に入れたいものを手に入れられないなんて、、、。ジュールとメロが結ばれる事でグレンも幸せになれるのに、、、辛すぎませんかこの展開:゚(;´∩`;)゚:。

私よ希望的予測としては、実はメロはお母さんが不倫をして産んだ子でジュールとは血がつながっていないということをミダだけが知っていて、ジュールのことをグレンとメロが探しだしてハッピーエンド!  だといいですなぁ。

あとは幸せにならないといけないのはアニス。アニスは親子関係が解決しないと報われなさそうだけどあのお母さんはどうにもならなそうなので、ローズを引き取るか妊娠して未婚の母になるかで、子供という本当に大切にしたい存在が出来たら変わっていきそうだな。人間観察の好きなアニスには予測不能の行動をする子供っていう存在も面白いと思うし。アニスはスピンオフでやってくれるんだと思ってます。

楽しみにしてまーす。

Re: タイトルなし
まいさんこんにちは~(*´∀`*)
最初から読み返して下さったのですね!ありがとうございます~♡

そして結末予想ですね。これは楽しい♪
うんうん、なるほど~!(*^ヮ^*)
まいさんはあくまでジュールとメロでのハッピーエンドをお望みということですね。
そしてアニスにまで想いを馳せて頂けて嬉しいです。

結末は既に私の中で、というか文章までもう完成しておりますので今から変わる事はありませんが、
まいさんの希望的予想と近いものになるか違うものになるか、見守ってやってください^^

まいさんが仰って下さった3人それぞれの成長はまさに私が描きたかったものなので、
そう感じ取って下さってとても嬉しいです^^
アニスへのお言葉も、本当にその通りで拝見してこれまた嬉しい気持ちになりました。

まいさんに限らず読者の方々に、結末に完全に納得して頂けるかは分かりませんが、
私なりにきちんとした終わらせ方をしたいと思っていますので・・・頑張りますね。

今回も嬉しいコメントをありがとうございました。またお持ちしています(´▽`)



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